3つのポイント
1.“ワインクラブ”メンバー制のサブスク。
2.欧州の厳選された生産者と連携し商品を提供。
3.話題のブランドとのコラボレーションも展開。
品質もデザインもグッド。遊び心溢れる自然派ワインサブスク
「ワインクラブのメンバーになる」。その言葉の響きは、部活のような楽しげなムードに溢れている。カナダ出身のアルフレッド・ロペスが、バルセロナの出版社〈Apartamento Magazine〉とともにパンデミック中に始めた〈The Natural Wine Company〉は、「もっと色々なワインを知りたい」という探究心をベースにした会員制のサブスクサービスだ。
メンバーになりプランを選ぶと3ヵ月ごとにキュレーションされたワインが自宅に届く。パートナーシップを結ぶのは、欧州を中心とした100余りの生産者たちで、酸化防止剤無添加、濾過や清澄を行わない有機ブドウの自然派ワインを厳選。
南仏の〈アンダース・フレデリック・スティーン〉やボルドーの〈オルミアル〉、シチリア海峡の島、伊・パンテレリア島の〈Gabrio & Giotto Bini〉といった、業界をリードする造り手も多く含まれている。「おいしいワインを造るのに、従来型の製法に固執する必要はありませんから。僕ら自身学びながら、多くの人に素晴らしい味を楽しんでほしいと思っています」
アルフレッドは家具製作にバックグラウンドを持つうえ、プロダクトやパッケージは〈Apartamento Magazine〉が担当するだけあり、どれもグッドデザイン。コペンハーゲンの〈FRAMA〉や、日本でも人気の〈Carhartt WIP〉など、業種の垣根を越えたコラボレーションも展開。ワイン+αの仕掛けでメンバーを惹きつけている。