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絵本の世界を具現化!バルセロナのライフスタイルブランド〈ボボ・ショーズ〉

日本に来て来て、あの店、このサービス!今回はバルセロナで話題のライフスタイルブランドを紹介。

photo: Junko Sakai / text: Yuki Nakamori / edit: Hiroko Yabuki

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3つのポイント

1.デザイナーはグラフィック畑出身。絵本も販売。
2.リソーシングから製造まで7割を国内で行う。
3.手描きの柄のキッズ服から小物まで揃う。

絵本の世界を具現化!話題のライフスタイルブランドの旗艦店

バルセロナのデザイン事務所に長年グラフィックデザイナーとして勤めたアドリアーナ・エスペラルバ。自分の子供に着せたいと思える服が見つからず自分で作り始め、2009年にブランドとして開始したのがライフスタイルブランド〈ボボ・ショーズ〉だ。

〈ボボ・ショーズ〉創業者でデザイナーのアドリアーナ
創業者でデザイナーのアドリアーナ。

「ボボ」はスペイン語で「素朴な」という意味で、「ショーズ」はフランス語で「色々なもの」。現在は大人用のウェアや食器なども販売している。

新しいコレクションは、まずコンセプトブックである絵本を1冊作ることから始まる。話に登場する人物や動物など、手描きのキャラクターが服の絵柄になるのだ。絵本の内容と洋服がリンクしているというユニークな手法は、グラフィック畑出身のアドリアーナならでは。

来季の絵本は『Once Upon A Time』で、その内容はというと、子供の頃から私たちを魅了してやまない不思議なおとぎ話へのオマージュと、それらの世界の再構築。伝統的なストーリーに出てくる動物やお化けやお城などのイラストが、服の絵柄にも使われている。

最初は3人で始めたが現在は従業員80名を抱える大所帯に。工場は本社から20㎞ほどのところにあり、製品の7割がスペインとポルトガルで作られている。リテールはEU諸国をはじめ韓国や日本、北米、豪州など46ヵ国600ヵ所。「いずれは暮らしに必要なもの全部デザインしたい」と、アドリアーナはさらなる夢を語ってくれた。

建物は築100年。元家具ファブリック職人の店で、市の文化遺産にも指定されている。

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