「愛しているところに美がある」そう語った画家が愛(め)でたもの
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川/丸亀市)
家に並べたオブジェやおもちゃを、「良き友」「恋人」と語ったのは、ピュアで自由な作風で愛された画家の猪熊弦一郎。貴重な骨董もゴーストタウンで拾った玩具も等しく身近に置き、目で撫でるように慈しんだ。
〈丸亀市猪熊弦一郎現代美術館〉に収蔵されたそれらを見ると、戦前に住んだパリや長く暮らしたアメリカで買った品も多い。当時の風景や記憶と自身とを、温かくつなぐ存在だったのかも。時間をかけて眺めたい。芸術家がどんな世界に生きたのか、ものが語りかけてくるから。




