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2匹の猫と暮らしながらモノのある暮らしを両立。ガラス張りの棚に“今見て新鮮”なアイテムを飾る

それは猫対策から始まった。大事なものを飾るときはガラス張りの棚に入れること。そうすれば猫が壊すこともないし、人間もストレスはない。2匹の猫と暮らしながらモノのある暮らしを両立させるために小林恭さん、マナさん夫妻はこんなことを考えた。

photo: Tetsuya Ito / text: Chizuru Atsuta / edit: Tami Okano

2016年、都内にある緑豊かな公園のすぐ横に新しい事務所兼自宅を構えた。前の家のガラスのキャビネットは飾るサイズに限界があり、新しい家では大きな造り付けのガラス張りの棚を造ろうと2人の意見が一致。マナさんいわく「ガラス越しに見るとモノがスペシャルな存在になるから不思議。普段使いのものがどれも素敵に見えるんです」。図らずもギャラリーのような雰囲気になった。

一方、2人が暮らしの中で選ぶものの基準を問えば「新鮮なもの」。作られた年代にかかわらず、“新しい”と思えるかだという。

「ノスタルジーは好きじゃない。古いものもアンティークも好きだけど今見て新鮮かどうかですね」と恭さん。だからか、小林家にあるモノたちは、古今東西、国も年代もバラバラだが不思議と統一感があり、空間に調和している。

猫対策からスタートしたが、見せる収納が好きな2人にとって、モノが生き生きと見えるガラス張りの棚は今やこの家の必需品。

「夜はここに照明をつけて、お酒を飲みながらぼんやり眺めていると本当に気持ちいい」とマナさん。大きな床の間のような棚の存在がモノたちとの付き合いを一層楽しいものにしてくれる。

小林マナ/小林 恭
左:小林マナ、右;小林 恭