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収集百貨のコレクション:国鉄山手線硬券マグネット

コレクションZINE『収集百貨』を制作した4人による新連載。SDGs(すごく・断捨離・ぎらいです)!前回の「木彫風ひぐまチョロQ」も読む。

Text: magster / Photo: magster

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きっぷをマグネットに。ああ、エモい。

日常的に利用する鉄道。しかし、"きっぷ"は 記念乗車券のように半券を持ち帰ることもなく、 回数券のように"使わなかったヤツ"が引き出し の奥やポケットからひょっこり出てくることもない。ずっと身近にありながら手元には残っていない、実はレアなアイテム。今回はそんな"きっぷ"をモチーフにしたマグネットについてのお話。

交通系ICカードや自動改札登場前の、有人改札時代からきっぷを製造し、昨年創業100年を迎えた山口証券印刷が手がけるデザインステーショナリーブランド〈Kumpel(クンペル)〉による 本格仕様なマグネット。
厚みのある硬券用紙の手触りや、B型券と呼ばれる規格サイズも当時を忠実に再現。ダッチングマシン(日付印字器)の刻印を再現した日付は昭和62年3月31日、国鉄最後の日。エモい。令和2年誕生の高輪ゲートウェイ駅を除く全29種類。

駅ごとにデザインの異なる入鋏痕(にゅうきょうこん)のシルエットも楽しめます。思い出の駅のきっぷに触れてしばしノスタルジーに浸ったら、冷蔵庫の扉にピタリと戻す。マグネットって最高。

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