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海外の人気ロースターの豆を家庭で楽しむ。海外ECのススメ

海外のECサイトを利用して世界各国の名店の豆を気軽に家庭で楽しめる時代がやってきた。〈ライトアップコーヒー〉の川野優馬さんに聞く、お取り寄せの楽しみ方。

text: Karen Uenobu

案内人:川野優馬(〈LIGHT UP COFFEE〉代表)

川野優馬さんは「各ロースターの味作りの方針やコンセプト、各国のコーヒー文化の特徴を知ることで自分好みの味に出会えるはず」と話す。

「例えばオーストラリアはカフェ文化が根づいており、優しく日々に寄り添う味わいの焙煎をする店が多いように感じます。一方で北欧は浅煎り文化の歴史から、繊細な風味の豆を扱うロースターが比較的多いイメージです」。加えて地理と豆の流通の関係を学ぶと、より関心も深まる。

「ヨーロッパはそのまま南下するとアフリカに行き着く。その距離の近さからロースターと生産者が良好な関係を築き、おいしいアフリカの豆を仕入れる機会に恵まれる傾向にあります」

オリジナルグッズをチェックするのも楽しみの一つ。「マグカップやトートバッグ、Tシャツのほかにも、お店のロゴ入り器具を豊富に揃えるサイトも。割れ物類もきちんと梱包されて届くので安心ですよ」

またクリスマス商戦が盛んな欧米のショップではホリデーシーズン商品も狙い目だ。「例えばティム・ウェンデルボーでは“クリスマスエディション”と称して、フルーティな個性の豆を販売するのが恒例です」

利用にあたり気になるのは送料。商品を選び、決済画面に進んでから送料が確定するサイトが多いので、総額を確認してから購入しよう。決済後は購入確認メール・発送完了メールの確認・保管は必須。また海外の豆は1パック250g~と日本に比べてボリューミーなことも多いので、コーヒー仲間何人かでの共同購入も送料が割安となりオススメだ。

もう少し手軽に世界の豆を試したい時は

「いきなり海外のECは……」という人は、日本の会社が運営する越境ECモールを利用するのも手だ。サイト厳選の商品を少量から、安心して試せる。