これだけ揃えれば、いいコーヒーショップができますか?
ドリッパーやグラインダーなどバリスタが店で使っているツールを気にしたことはあるだろうか?
味に関わる器具は大切な要素。さらには、店のインテリアや小物にもトレンドがあったりして、そのラインナップを知れば、一歩深く店巡りを楽しむことができる。
そこで、いまどきの人気店が使っている最新のプロツールを揃えたBRUTUSのコーヒーショップを作ってみた。これだけあればあなたも人気店のオーナーになれる……かも?

1:オリジナルのトートバッグやTシャツ。
2:大型焙煎機は〈ギーセン〉が人気。ほかには〈ローリング〉派も多い。

4:空いた生豆の麻袋もインテリアになる。
5:コーヒーカルチャー誌『STANDART』。
6:グッズで不動の人気を誇るカップ。
7:家飲み用のミルやドリッパーも販売。
8:観葉植物を多用して癒やしの空間を演出。

10:テスト焙煎でも使われるデンマーク設計の小型焙煎機〈アイリオ〉。最近はメイン機として使うカフェも増加中。
11:基本はキャッシュレス決済。
12:木目のデザインが特徴的な〈ブリューイスタ〉のケトル。色はブラックが人気。
13:金のボールが目印の〈パラゴン〉。
14:ビーカーと説明カードを添えて提供。
15:販売用の豆が入ったボトルが並ぶ。内容量が75gなど、切りのいい数字ではないのも、このタイプの店の特徴。
16:バスクチーズケーキやスコーンなどの焼き菓子が定番。プリンも多い。
ドリッパー(12, 13, 14)
最も目に触れるのがドリッパー周り。〈パラゴン〉以外にも1台で3つの抽出方法を実現できる〈ジーナ〉など抽出器具の変化は著しい。提供方法もプレートにビーカーとカップ、テイスティングノートをのせて出す店が増えた。

18:香りを楽しむためワイングラスで提供。
19:マシンでまとめて抽出したコーヒーを客がサーバーで注ぐタップシステム。
20:サブ機で人気の〈OPTION-O〉。
21:話題の高級グラインダー〈ウェバー〉。
22:グラインダーの定番といえば《EK43》。
グラインダー(20, 21, 22)
エスプレッソとドリップ用に、2台以上のグラインダーを置く店が多い。〈マルケニッヒ〉のEK43は最も見かける。またアップル出身のデザイナーによる〈ウェバー〉も増加中。小型の〈OPTION-O〉をデカフェ用だけに使う店も。

24:スピーカーは〈JBL〉のヴィンテージ。現行なら〈taguchi〉の多面スピーカー。
25:エスプレッソ抽出用の〈オートコーム〉。
26:オートタンパー、《パックプレスQ2》。
27:エスプレッソ用ディストリビューター。
28:依然として〈ラ・マルゾッコ〉は定番。
エスプレッソ(25, 26, 27, 28)
マシンは依然〈ラ・マルゾッコ〉〈シモネリ〉が人気。〈ヴィクトリア アルドゥイーノ〉も増加中。そして最近は、自動化がキーワード。オートタンパーやオートコームを使えば、バリスタの技量に関係なく安定した抽出ができる。