“砂場あそびの復権”を目指して
土に触れる楽しさを伝えながら、全国の砂場の質向上を目指す。国内外1000ヵ所以上を巡ったどろだんご先生が注目するのは砂の「質」。欧米では直径1㎜以下の均一な砂が主流なのに対し、日本では規定がなく、大きさはバラバラで2㎜以上の礫が含まれることもある。ゆえに硬化しやすく遊びづらい、痛い、など課題が多い。近年は影を潜めがちな砂場だが「個々の想像力によってキッチンにも戦場にも姿を変える貴重な遊具」とのこと。砂場後進国・日本で正しい知識を啓蒙し、誰もが楽しめる砂場作りに心血を注いでいる。
【ユニークな砂場】福井・武生中央公園。川砂と海砂、2種類の砂質を体感可能。
【影響を受けた本】笠間浩幸『〈砂場〉と子ども』(東洋館出版社)。