あんを皮で巻き、カリッと揚げる春巻き。その肝はあんだけではなく巻き方にもある。空気を含むようふわりと巻けば、スナックのように軽やかな食感に。中国で朝食や飲茶(ヤムチャ)として親しまれているのも納得。
東銀座〈味の中華 羽衣 銀座本店〉

・15年ほど前に誕生。衝撃の長さに、配膳するたび注文が入り瞬く間に人気メニューに。
・中はさながらおいしい金太郎飴。どこを切っても、プリプリのエビ、エビ、エビ!
・紙ナプキンで包んで手でいただきましょう。
赤坂〈トゥーランドット 臥龍居(がりゅうきょ)〉

・春巻きは食感。「薄氷を踏んだ時のような」軽やかにパリッと割れるもろさが魅力。
・あんは濃厚な味わい。たれなしでどうぞ。
・旬の食材を使った春巻きも。2、3ヵ月に1度のペースで更新される。
池袋〈沸騰小吃城(ふっとうシャオチーチェン)〉

・上海の飲茶で親しまれてきた一品。
・エビ、キクラゲなどのあんを小麦粉の網の生地で包み、大豆の油でじっくり揚げる。
・軽く甘味があり、さながらスナックの味わい。
・たれはケチャップ(!)。これが合うのよ。
六本木〈桃仙閣(とうせんかく) 東京〉

・島根・松江にある本店の味を引き継ぐ一品。
・本店出身・中国人点心師が手がける。
・あんを薄焼き卵で巻き、衣をつけて揚げる。外側はサクッと、そのすぐ内側はふわっと。
・スダチを搾ってさっぱりいただきます。
中目黒〈中國飯店 花壇〉

・30cm四方のパイ生地で巻くから、この長さ。
・あんを強めに巻き低温からじっくり揚げることでサクサク食感に。パイ生地なので軽やか。
・あんにはたっぷりのエビとニラ。
・カットは目の前で。快音&ライブ感に浸る。