中華のごちそうエビチリは、実は日本生まれの料理。四川料理の「乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)」を基に日本人の口に合うように作られた。濃厚なチリソースがたまらない熱々の一皿からエビ本来の旨味を味わう上品な一皿まで。
六本木〈老四川 飄香小院 六本木ヒルズ店〉

・オリジナルの器に映える、キンモクセイに見立てたふわふわの卵とじ。
・豆板醤(トウバンジャン)の代わりに泡辣椒(パオラージャオ)(塩漬け発酵唐辛子)を加えることで、味に深みを出す。
・仕上げには、香りを引き立たせるエビ油を。
新宿御苑〈シェフス〉

・天然車エビの頭を潰しながら炒めた味噌をベースに、中国醤油、豆板醤の濃厚なソース。
・〆はご飯を入れて、リゾット風に。
・エビを鶏スープと日本酒で蒸し、旨味を凝縮した車海老香り蒸しも人気。
渋谷〈陳家私菜 渋谷店〉

・歯応えのあるエビと、マイルドな辛味が特徴の自家製発酵唐辛子を使ったソース。
・ディナー時は、熱々の鉄鍋にのせて提供。
・頂天石焼麻婆豆腐、痺(しび)れる麻辣刀削麺など、5つの名物定番料理もあり。
代々木上原〈REI Chinese restaurants〉

・味つけはケチャップをベースに、自家製ラー油など“家庭料理のワンランク上”を表現。
・スイートチリソースのような程よい甘辛さ。
・肉のしっとり感にシーズニングソースが絡むよだれ鶏“REI”スタイルは前菜代わりに。
国分寺〈中国料理しんせらてぃ〉

・旨味が出るよう、殻付きエビをむいて使用。
・トマトピューレや豆板醤、酒醸(チューニャン)(もち米を発酵させた甘味料)まで、自家製にこだわる。
・酸味、辛さ、甘さやコクのバランスが取れた、くせになるようなソース。ご飯にも合う。