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世界からお届け!SDGs通信ミラノ編。持続可能なパッケージにカクテルを詰め込んだ、プレミックス・ブレンド

毎号、世界中から届いた旬の話題を紹介しているBRUTUS本誌の「ET TU, BRUTE? CITY」から出張企画。世界中の約30都市から、今一番ホットなSDGsに関する取り組みをお届けします。今回はミラノから!

text: Shiho Sasaki(Studio Sakamoto) / edit: Hiroko Yabuki

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生産・流通エネルギー削減に配慮した、エシカルなカクテルを気軽に嗜む

昨今、欧州では若者のワインなどのアルコール離れ現象が顕著になりつつある。そんななかハンディな「Ready to Drink」、つまり気軽に飲めるプレミックス(完成された状態)のカクテルドリンクが販売を伸ばしている。そしてこのカクテル商品を、さらに持続可能なものにするため考案されたのが〈Spirito Cocktails〉の商品だ。

ドリンクは再生紙のパッケージの箱に、リサイクル可能なプラスチックバッグでパッケージ。それを氷入りのグラスに注ぐだけで飲める手間いらずさが、大きな支持を得ている。ガラス不使用でゴミ捨ても楽ちん。製造プロセスにおいては商品輸送にかかるエネルギーの削減にも繋がるということ。環境へ配慮し、持続可能性を最大限まで高めることに徹底している。

この商品の魅力は、そのハンディさに加え中身のカクテル自体のこだわりにもある。原材料はイタリア国内の小規模な蒸留所で、熟練の職人技で製造されるスピリッツをチョイス。原材料およびアロマ(香り付け)も、化学的ではない天然の素材のみを使用している。ミキシングはミラノ郊外にある老舗の酒造工場とタッグ。カクテル界の芸術家と名高いミクソロジスト、クリスチアン・マナッシの監修のもと、卓越したアロマと味わいを小さなパッケージに凝縮することに成功したのだ。

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