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世界からお届け!SDGs通信ベルリン編。一人暮らしの高齢者の不安を解消するサービス

毎号、世界中から届いた旬の話題を紹介しているBRUTUS本誌の「ET TU, BRUTE? CITY」から出張企画。世界中の約30都市から、今一番ホットなSDGsに関する取り組みをお届けします。今回はベルリンから!

text: Akiko Watanabe / edit: Hiroko Yabuki

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高齢化社会の救世主となるか?今後の発展が期待されるヘルスケア

近年、様々な分野においてデジタル化したサービスおよびビジネスが活発となっている中、高齢者ケアに特化したサービスを提供するパトロナウス〈Patronus〉がベルリンで誕生。高齢化が進むドイツでは、それに伴う医療分野の人材不足も同時進行しており、〈Patronus〉の共同設立者、ベン・シュタウトとティム・ワグナーはこの深刻な問題に着目。

リサーチによると高齢者にとっての一番の恐怖は「緊急事態に誰も気付いてもらえず、一人で取り残される」こと。〈Patronus〉が提供するサービスはこの不安を解消してくれる。メンバーとなった高齢者にはアプリが搭載されたスマートウォッチが支給され、異変が起これば24時間いつでも家族に通知が届くシステムだ。近所であればすぐに駆けつけることも可能となる。

緊急事態の際はその人物の健康履歴を管理する緊急コールセンターに繋がり、同時にケアテイカーの連絡先も表示されるというシステムは実際に緊急事態がなくても、こういった存在があると認識するだけでも高齢者の安心感に繋がる。

今後は看護センターや医師たちも含め、ケア態勢の輪を広げ、長期的観点からも効果的でパーソナライズされたサービスを目指している。

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