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あの映画館で最も上映された作品は?〜名画座〈シネモンド〉編〜

街の小さな映画館では、どんな作品が繰り返し上映されてきたのか?残っている記録を調べ直し、その上映回数を基にランキングを作成。上位作品について、作品を選びプログラムを組んできた目利きたちが思うこととは。

text&edit: Ryota Mukai

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シネモンドが上映してきた上位5作品

1位
シェルブールの雨傘(’64)​​

2位
ヒバクシャ 世界の終わりに(’03)
奈緒ちゃん(’95)
ジギー・スターダスト(’73)

5位
タレンタイム〜優しい歌(’09)

監督と劇場の繋がりが上映に

新作から独自の特集まで上映する石川県唯一のミニシアター。「ジャック・ドゥミ監督『シェルブールの雨傘』はリバイバルも多く、当館の代表の好みもあってよく掛ける一本です」と支配人の上野克さん。

鎌仲ひとみ監督『ヒバクシャ 世界の終わりに』、伊勢真一監督『奈緒ちゃん』はどちらも日本人監督によるドキュメンタリーだ。「いい作品なのはもちろん、両監督と当館に長年の繋がりがあるからこそ、上映回数も重ねてこられました。監督特集や、新作の公開時に併映することも。今後も大切にしたい縁ですね」という。

初見の新作はどう選ぶのか?「編成する理由は常に考えています。『タレンタイム〜優しい歌』は日本公開が珍しいマレーシア映画だけど誰にでもおすすめできるいい映画。応援の気持ちも込めて何度も掛けてますね」

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