ビッグウェーブサーフィンの国際イベント「BWT」。“命知らず”のサーファーたちが巨大な波に向かっていく様は、競技未経験のサーファーなら、なおさら圧倒されるだろう。
〈チューダー〉が新たなパートナーに就任した今回は、ポルトガルのナザレとハワイ・マウイ島にあるジョーズの2カ所で開催が決定。2021年11月15日から2022年3月31日までの期間中は常に運営によって会場の様子がモニタリングされ、最もコンディションの良いタイミングで行われる。
現地で理想的なスウェル(波のうねり)の発生が予測されると、開催日から逆算して4日前に開催予定を意味する「イエローアラート」、その後48時間前になると決行を意味する「グリーンアラート」が発表される流れだ。
そして現地時間の12月9日、ナザレでイエローアラートが発表。その後、12月13日に「チューダー・ナザレ・トー・サーフィン・チャレンジ」が開催された。サーファーはジェットスキーに繋がれたロープで引っ張ってもらい、勢いをつけたままテイクオフ。選手は2人1組のチームで、ジェットスキーの運転を交互に行う「トーイン」という競技方式を採用した今回。ブラジル出身のルーカス・チアンカとハワイ出身のカイ・レニーのコンビが優勝した。公式のダイジェスト動画で、画面越しでも迫力が伝わる大会の模様を確認したい。
残るはハワイ・ジョーズで行われる「クイックシルバー ジョーズ・ビッグウェーブチャレンジ」。YouTubeや公式サイトでは中継も行われるので、イエローアラートをお見逃しなく。度胸と技術で圧倒的な自然に立ち向かう姿をリアルタイムで見届けたい。