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漫画『ブルーピリオド』と〈バーバリー〉の共鳴。〈バーバリー表参道〉で描き下ろしストーリーを読む

〈バーバリー〉が、山口つばさ原作の美術漫画『ブルーピリオド』とのコラボレーションを発表。描き下ろしのストーリーには、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリカルド・ティッシがデザインしたローラバッグを擬人化したキャラクター「ローラ」が登場する。

text: MINORI OKAJIMA

理想の“青”を追い求め
美大を目指す若者を描いた作品

ブルーピリオド』は芸術を題材にした日本の作品。高校2年生の矢口八虎はどこか虚しさを感じながら日々を過ごしていたが、ふと目にした一枚の絵画に魅了され、美術の世界へ進むことを決意する。好きなものを続ける楽しさと難しさは、紙一重。厳しい美大受験に挑戦しながらも、飽くなきアートへの好奇心と欲望を持つ八虎の、まっすぐな成長を追う物語。

今回は〈バーバリー〉のために特別に描き下ろした漫画の全ページを〈バーバリー表参道〉3階でパネル展示中。登場人物「ローラ」の着想源である “ローラバッグ”とともに、ストーリーを読み進めることができる。

バーバリー表参道店 エントランスのディスプレイ
〈バーバリー表参道〉エントランスのディスプレイ
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“普段の漫画制作と同じ温度感でいることが
一番のリスペクトだと思い制作しました”

作者の山口つばさからのコメントも到着。

「〈バーバリー〉は生まれたときからテレビなどで見る身近でありながら、憧れのブランドの一つでした。なので、今回コラボレーションの話が来てまずとても驚きましたし、正直実現できないかもしれないと少し不安に思っていました。しかし話が進み、現実のコラボとしてやらせていただくことになった際、あらためてなぜ『ブルーピリオド』を選んでくださったのかをとても考えました。

その上でこのマンガでしかできないことがあるのでは、それをすべきなのではと思うようになりました。憧れのブランドなので過剰にリスペクトをしてしまわないよう、あえて普段の漫画制作と同じ温度感でいることが一番のリスペクトだと思い制作しました。それが〈バーバリー〉ファンの方にも伝われば幸いです」

今回のストーリーは、主人公の矢口八虎と、ともに美術の道を志す同級生、鮎川龍二がローラと出会い、そして影響を受けていく心の旅を描いたもの。ローラの大胆な行動や内面の強さ、純粋さ、自由な自己表現に八虎は強く惹かれていき、外的・内的な束縛から解放されるインスピレーションを得ている。

〈バーバリー表参道店〉3F 展示会場
〈バーバリー表参道〉3階の展示会場。

ストーリーブックは8月20日(土)から全国の〈バーバリー〉の店舗にてプレゼント。またburberry.comではデジタル版を、LINEオフィシャルアカウントではイラストを用いたウォールペーパーを配信する。また、9月5日(月)までの期間限定で〈バーバリー表参道〉をテイクオーバー。スペシャルな漫画の世界観に没入しよう。