牡羊座の羅針盤
今の自分の基盤を探る
週の初め、月がいるのは牡羊座にとって基盤を表す部屋である蟹座。同じ蟹座で、幸運の天体・木星が逆行を始めるため、過去を見つめ直して現状のベースになっているものを探りたくなるでしょう。
その後、月は獅子座に移って下弦の月となります。獅子座は娯楽や自己表現を意味する部屋ですが、逆行中の木星の影響で、楽しいだけでいいのか?という問いが湧き上がってきそうです。未来に向かって基盤を整えていこうという意欲が湧き、そのために仕事の効率化に意識が向きます。便利家電の導入やネットスーパーの活用など、生活をスムーズにしていくための工夫も取り入れたくなるでしょう。
獅子座の下弦の月は、遊びに興じるだけの時間に終わりを告げる存在でもあります。この1週間を、将来のためにできることを探し、着手するタイミングとしていきましょう
木星逆行は3月まで続きます。それまでは地面に雨が降り続けてぬかるんでしまう時期。今のうちに地面を平らにしておくことで、「雨降って地固まる」となったときに整った足場をすぐに得られるのです。
また、来年2月になると土星が自エリア(牡羊座)に移ってきます。とてもシビアな、それまでの努力の結果が試されるでしょう。逆に言えば、今から積み重ねるがんばりは、来年きっと評価されます。
全体の空模様
水星や木星の逆行に下弦の月など、天球のイベントは多いですが、大きな変動はなく穏やかな1週間となりそうです。ただ、幸運の天体・木星の逆行は過去からの学び直しを示唆するもの。社会全体でこれまでの歩みを振り返りたいタイミングです。
木星が在住するのは、基盤や身近な場所を示す蟹座。ここで「振り返り」というテーマが出るので、地方創生が話題になるかもしれません。地域活性や地方への旅行キャンペーンなども盛り上がりそうです。
また、日本という国や文化の再評価が進みそうです。それと同時に、海外からの旅行者をどう受け入れるかという課題も活発に議論されるでしょう。身近な文化が国際的な文脈でどのように取られているのか、関心を持つ人が増えそうです。
ただ、今週は闘争を煽る火星とコミュニケーションの天体・水星が重なるため、さまざまな意見の対立が起こるかもしれません。しかも、この2天体がいるのは「思い立ったら一直線」な性質を持つ射手座。一方的に主張をぶつけ合う場面が想像されます。
太陽と喜びの天体・金星が入っている蠍座も偏愛を特徴とするサイン(星座)なので、ともすると世論が一気に偏った方向に転びそうです。こんな週だからこそ、視野を広げる大切さが際立ってきます。

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