牡羊座の羅針盤
すぐそばの大切なものに気づく
14日の下弦の月は、牡羊座にとって家庭や基盤を表す部屋、蟹座で起こります。今週は、足元を見直して本当に大切な関係性を考える流れが強まります。
愛と調和を司る金星が、牡羊座から見て対人関係を表す部屋、天秤座に入るため、華やかな交流が増える時期。しかし、拡大を司る木星も蟹座にいて、天秤座の太陽へ緊張感あるコンタクトを取ります。
人と会う機会も増え、交流を広げたい気持ちも自分のなかで膨らみます。刺激を受ける楽しさもあるでしょう。ただ、楽しいだけでは満足できず、寂しさすら感じてしまいそうなのが今週。金星には幻惑をもたらす海王星が繋がっているので、自分の喜びがブレてわからなくなってしまう可能性も。人に気を使ってばかりになって疲れてしまいそうです。
深い変容を表す部屋にあたる蠍座には、思考とコミュニケーションの天体・水星がいます。この水星によって、社交の合間にも、「本当に一緒に過ごしたい人は誰なのか」と人間関係を掘り下げて考えるための問いが浮かんでくるのです。
今週は、青い鳥の物語さながら、「大事なものはすでにそばにある」と気づくとき。身近な人たちのことを振り返り、心落ち着く相手のことを再認識できるでしょう。
全体の空模様
愛と調和を司る金星が、本来の居場所である天秤座へと戻ります。街が賑わい、イベントや交流の場に人が集まる時期。ファッションや美容への関心が高まりもするでしょう。
さらに、革新をもたらす天王星と深い変容を促す冥王星が120度で調和的につながっています。新しいメディアやカルチャーが興る気配。価値観の変化が起こりますが、それは穏やかに進みます。そしてこの変化は人によってもたらされそうです。時代のアイコンが生まれ、多くの人が影響を受けるようなイメージです。
14日には蟹座で下弦の月が起こります。これは今年6月に始まった木星蟹座タームの折り返し地点となり、ゴールが見えてきそうです。良い休息を取ることが結果的に目的とすることの近道になる、という感覚がますます浸透していくでしょう。
また、成長と拡大を司る木星が、蟹座から天秤座の太陽へと緊張感のあるコンタクトを取ります。目標設定にゆるみが出て、的が広がりすぎてしまいそうです。
今週を特徴付けるもう一つの動きは、水瓶座在住の冥王星が逆行を終えて順行に転じること。あれこれ振り返るのをやめて、「今ここ」で生きることへ意識が向かいます。尚古主義的な声はやみ、新しい時代を生きるための議論が始まります。生成AIなどの最新テクノロジーの活用に抵抗を持つ人も減っていきそうです。

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