天秤座の羅針盤
自分なりの戦い方を掴む
意欲の天体・火星が自エリア（天秤座）に入り、これまで心の奥で燃やし続けた情熱が表に出るときです。考えてきたことを実行に移し、決断をするタイミング。火星には、改革をもたらす天王星が120度の好角度で繋がっています。さらに運命を動かす冥王星も120度で繋がっているので、今週はイノベーションがテーマとなりそうです。新しい時代の波を感じ、そこにどう乗っていくかを考えたいときです。
週後半に起こる水瓶座での満月も、大きな変化を示唆しています。水瓶座は、天秤座にとっては自己表現の部屋。ここで満ちる月は、自分にしかできない戦い方を見つけるように促すのです。
人の真似ではなく、独自の方法が評価される週。ただ、自分の満足だけではなく社会にも目を向けて行動しなければいけません。満月は完成や達成を表しますが、それは同時に次のフェーズに移るための「手放し」を意味しています。楽しくはしゃいでいた夏が終わり、大人になっていかなければならない。存分に遊べたので、おもちゃを片付ける。そんなモードになる1週間です。
仕事も趣味も、どうしたらより自分らしく、かつ多くの人に届けられるかと考えてみましょう。時代の空気を読むのは上手な天秤座なので、周囲の目さえ意識していれば、うまく前進していけるでしょう。
全体の空模様
集団のなかでの自分について考えを巡らせる時間が増えそうです。今週起こる変化でまず目立つのは、火星の天秤座への移動。火星の炎が落ち着き、世の中の雰囲気が穏やかになっていくでしょう。
平和な時間が訪れますが、人のために戦おうという機運が高まります。2つのものの重さを比べる天秤をモチーフとする天秤座は、一対一のバランスを探るという意味を持ちます。そのため、ここにいる火星は「個人の尊厳」「対話での解決」へと意識を向けさせるのです。
さらに火星には、社会全体に影響する外惑星（天王星・海王星・冥王星）が3つとも繋がってきます。風に煽られて燃え盛る炎のような、「火星祭り」とも言える配置のもと、人と人が対等に関係し合える世界を目指します。情報を駆使し、頭脳戦を繰り広げることも必要になってきそうです。
また、今週は水瓶座で満月が起こります。これは「自我の再確認」を意味するもの。鳥のように空から世界を俯瞰して、「私の存在とは？」と、自問するでしょう。しかも、この満月には角度を取ってコンタクトする天体はありません。そのため、飾りのない無垢な自分自身を見つめ直すことになるでしょう。
見栄や周囲の期待といった要素を取り払った上での、純粋な自我はどんな姿をしているのか。火星天秤座のテーマとあいまって、今週は、目まぐるしく変化する社会での自身のあり方を考えたいときです。
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