牡羊座の羅針盤
自分を取り戻す
週の始まりには、月が牡羊座にとって過去や無意識を示す部屋、魚座にいます。ここで拡張の天体・木星と120度の調和する関係で繋がっているので、夢や妄想がじわっと広がっていきそうです。ふと、かつての憧れを思い出すこともあるでしょう。窓辺に座ってぼんやりと遠くを見やる。今週はそんなイメージです。
下弦の月が自エリアで起こり、厳格な土星や夢を司る海王星と近づきます。自分らしくないことを手放していけるとき。4月頃に始めてみたことに「待った」がかかるかもしれません。うまく継続できていないなら、終わらせてみてもいいのです。
太陽がいる蟹座エリアは、牡羊座からすると居場所を示す部屋。足元を固めていくタイミングです。来週から獅子座に太陽が入るといろいろと物事が動き出すので、その前の振り返り期間ともなります。今と未来に不要なものは、かさぶたが剥がれるように自然になくなっていくでしょう。固執する必要はありませんが、無理に剥がそうともしないこと。ここ数カ月を振り返り、好きなものを確認し、自分自身を取り戻す。今週はそんな時間になりそうです。
全体の空模様
今週からおよそ1カ月は「振り返り」ムードが世を覆います。まずは、情報やコミュニケーションの天体・水星の獅子座での逆行。月の次に地球、つまり私たちに近い惑星の動きは、大きなインパクトを持っています。そして牡羊座では、厳格な土星もまだ逆行していますし、今週は下弦の月も起こります。これらの動きどれもが、「いったん立ち止まって後ろを見よう」と呼びかけてくるものです。
勢いで始めたものを見直す必要を感じそうです。衝動的に入会したジムの解約金がすごく高いと気づくなど、後先考えずに手を出したことで問題が浮上するかもしれません。けれど、見方を変えれば、今週の星々はエラーを指摘してくれているのです。牡羊座は猪突猛進の気質を持つエリア。ここでの土星の逆行や下弦の月は、挑戦に夢中で見えていなかったものに目を向けさせてくれます。そこから、純粋に好きなことだけを選択していけるでしょう。
水星逆行のもう一つの影響は、獅子座の性質を受けて自己主張が強くなること。周りの空気を読めずに発言してしまうかもしれません。自分の正しさを相手に押し付けないように気をつけましょう。太陽が蟹座エリアにいるので、近くにいる人たちを大事にすることで運気を味方にできそうです。

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