天秤座の羅針盤
厳しいことを言われても投げ出さない
週の初めはアンニュイな気分。月も、意欲の天体・火星も、天秤座にとって内省や無意識の部屋にあたる乙女座にいるため、少し内にこもってしまいそうなイメージ。無理はせず、水曜日ごろまではのんびりしても良さそうです。
水曜日になると、月が自身のエリア（天秤座）、つまり生命力の部屋に入ります。テンションは上がりますが、厳格な土星や無意識を司る海王星が思い切り干渉してきます。やる気はあるのに、周囲に押さえつけられてうまく進めなさそうです。
しかし、今週は、積み上げてきたものは間違っていないと目覚めるとき。厳しいことも言われるかもしれませんが、何かしらの気づきを得られます。ふてくされずに、やりたいことを投げ出さないことが大事です。心が揺らいでも、誰かの言葉で安心できそう。自分が気に病んでいるミスと同じような失敗を、同僚が冗談にして話しているのを耳にするかもしれません。「なんだ、これで大丈夫なのだ」と思えそうです。
木曜日には天秤座で上弦の月が起こり、「自分らしさ」について問いかけてきます。そこに迷いは持たず、己の才能をまっすぐに認識できるでしょう。このままで大丈夫です。今の自分を信じて受け入れましょう。
金曜日には月が、天秤座にとって自己価値の部屋となる、蠍座に移動。価値を示す金星は探求心の部屋にいて、理想を掲げます。目の前にかかっていた霧がすーっと晴れて、人の期待がどうでもよくなってくるでしょう。「私は私の道を行く」と決断できるときです。
全体の空模様
牡羊座で海王星の逆行という大きなイベントが起こります。海王星は、夢や理想を追う天体。それがスタートの星座・牡羊座を逆行するということは、新しく抱いた夢を実現する準備の始まりを意味します。
これまで自分はどんなことを望んできたか。アルバムのページをめくるように振り返って、これからはどうしたいのかを固めるとき。しかし、想像力豊かな海王星が逆行するときは、思い込みが強くなりやすいと言われています。現実的な考え方ができるようになるときでもありますが、それがうまくいかないと全く別の方向で思い込みが働き、現実逃避になってしまいます。
おりしも、愛と美の天体・金星が牡牛座を出て双子座に移動。移動前に牡牛座の金星と天王星が抱き合う角度を保ち、価値観のアップデートを促します。今まで磨いた技術を他者と共有するための準備期間です。「自分にしかできないこと」が明確になるでしょう。双子座が象徴する「情報」の重要度がどんどん高まります。新しいトレンドも起こり、情報が活発に行き交うでしょう。怪しいニュースも出てきますが、振り回されずにいることが、今週から12月まで続く海王星逆行期をうまく過ごす鍵となります。
今週はまた、天秤座で上弦の月が起こります。ここにも「過去を振り返る」というテーマが表れています。天秤座は社交の星座なので、これまでに得た縁を見直し、育てていきたいタイミング。メールを読み返したり、名刺アプリの整理をしたりして、これから関係を深めていきたい相手を確認しましょう。
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