Feel

2月3日〜2月9日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22〜7/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

蟹座の星模様

ウォーミングアップ!

今週は4日に、愛と喜びの星である金星が牡羊座エリアに入り、すぐに水瓶座エリアを運行中の冥王星(極端さ)と仲良くコネクトします。この影響で、仕事で嬉しいことが起きそうです。目上の人の後押しを受けて、希望していた案件を任されることになるかもしれません。

また今週は、意欲や勇気、決断を司る火星が逆行しているため、その性質が逆に表れ、優柔不断になったり、気持ちが落ち着かないかもしれません。ただ、魚座エリアの土星(節度)がコンディションの悪い火星をサポートし、守ってくれています。気持ちがざわざわとしやすいときですが、冷静に考えるとそんなに悪い状況ではないと気が付きそうです。

週前半、水瓶座エリアで重なる水星(知性・コミュニケーション)と太陽と、4日に順行になる双子座エリアの木星(成長・拡大)が調和的に繋がります。昨年の5月から、陰で努力を重ねてきたことが報われるでしょう。周囲に根回しをして味方を増やし、夏以降にやりたいことの準備を始めてもいいでしょう。

週後半は、牡牛座エリアの天王星(改革・刷新)に、太陽と水星のペアが激しくぶつかっていきます。親や縁の深い関係にある人が、すぐには解決策が思い浮かばない問題を抱えるかもしれません。今後のために、ここでしっかり対応しておきましょう。

今週の全体の空模様

愛と知は力

「問い続け、深く考え、自分自身の世界を読み取っていくことは、個人的な力量を形成することにとどまらず集団的な力量を形成していくこととつながっています。学習を通じて、社会環境に翻弄され、なりゆきまかせの客体で生きるのではなく、自分とはどのような存在で、何を求めているのかを意識化し、自らの歴史を紡ぎ直し、主体となって、声をあげることができるようになる」
──阿比留久美『孤独と居場所の社会学』

今週は4日の夕方に、愛と喜びを司る金星が牡羊座エリアに入ります。好きなものにまっすぐに反応する感性が高まります。この金星に、水瓶座エリアを運行している冥王星(極端さ)が仲良く繋がります。この配置のもとでは、「好き」という気持ちが大きな力となっていくでしょう。

何かを知ろうとしたときに、特別な愛(尋常でない愛)を持っていると、観察力や考察力が高まります。それは、人生を変える種にもなっていきます。

愛する対象は人間だけでなく、虫や鳥などの生き物もあり得ますし、文化や芸術など、その人を燃え上がらせるテーマであれば何であっても、愛を向けることで自分自身も満たされていくでしょう。

また今週は、蟹座エリアを逆行する火星(意欲・闘志)と、魚座エリアの土星(節度・責任)が調和的に響き合っています。多くの人々が感情をざわざわさせながら連帯し、世論も変わっていきそうです。悲しい過去からくる不安や憤りを共有することで、心が慰められそうです。

週前半、水瓶座エリアで重なる水星(知性・言葉)と太陽と、4日に順行になる双子座エリアの木星(成長・拡大)が調和的にコネクトします。議論は白熱し、情報の質を確かめるチェックも盛んになるでしょう。物事をもっと知りたいという気持ちが大きく膨らんでいきます。

さらに、学ぶことで「無知の知」を得られそうなときです。知らないことや見えていないものがあると自覚し、謙虚に視野を広げようとすれば知性は高まります。価値観を共有できる仲間の存在も感じられそうです。

週後半は、牡牛座エリアの天王星(改革・刷新)に、太陽と水星のペアが激しくぶつかっていきます。そのため、革新的な出来事が起こったり、人々を強くインスパイアするニュースが広がったりするかもしれません。

敷かれているレールから脱線するというイメージも浮かびます。これまでの常識を覆す、ゲームチェンジャーが現れるのかもしれません。

1月27日〜2月2日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

映像ディレクター・上出遼平 妄想書店

妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.2:映像ディレクター・上出遼平

読む / PR