山羊座の星模様
ときには不思議なものに触れて
29日、山羊座にとって「自分の意思で取り扱いできる財産」や「資質を活かした豊かさ」などの意味がある場所で水瓶座新月が起こります。この場所は自己評価とも関連しています。
今週の水瓶座新月から半年後の水瓶座満月までの期間で、自分の“価値”について悩むことがあるかもしれません。山羊座は、社会における有用性に大きな意味を持たせる星座(サイン)です。
しかし、この水瓶座新月では、肩書や担ってきた責務を捨てることになり、「役に立つ」というそもそもの概念が問い直されます。社会的な評価枠に当てはめない“素の自分”を探求することが課題となります。
また、金星(愛と喜び)と海王星(霊性)はともに魚座エリアでパワーを増し、重なっていきます。まるで妖精のような不思議な雰囲気の人と交流するとものの見方が変わりそうです。悩んだときは、神秘的な存在を思い描いて語りかけてみましょう(占いも参考にしてみましょう)。自分とは異なる価値観を持つ人に、思い込みを壊してもらえる週です。
新月アファメーションは「たとえ何の役にも立たなくても、健やかに生きていいと安心する」をテーマにすると良いでしょう。
31日は、牡牛座エリアの天王星(改革)が順行に戻ります。この天王星には火星(意欲)と金星、海王星が調和的に繋がります。パートナーの発案を汲み上げて、良い形で実現できるとき。思っている以上に面白くクリエイティブなことができるでしょう。
今週の全体の空模様
上手にはみ出して
「ひとが成熟するというのは、個人ならびに共同の生活が危機に瀕したときにそれを修復もしくは編みなおす能力をそなえていることだと、かねがねわたしはおもってきた。そのためには、現在の生活のかたちの外へといつでも出られる準備がいる」
──鷲田清一『死なないでいる理由』
今週、29日の夜に水瓶座新月が起こります。新月は双子座エリアを逆行中の木星(成長・拡大)と調和的に繋がり、互いのメッセージを混ぜ合わせ、大きくしています。そうして生まれた新たなメッセージは反骨精神溢れるものであり、既存のシステムに抗うことや、そこから離脱することを促します。個としての自分を確立せよ、とも呼びかけてきます。
さらに、「役割からの解放」や、どんなものにも染まらない、独立した「自分」を求めるムードが高まります。周りのために必死に演じてきたことが、ひどくばかばかしく感じられるかもしれません。けれど、そこで投げやりにならずに、自らの役割を粛々と果たしていけると良いでしょう。
人は外部の影響を受けずに育ったり生きたりすることはできません。ただ、知覚しているものへの眼差しを変えることは可能です。それによって、今ここにいる「自分」を深く知ることもできるのです。今週は、そうしていくことで、魂(個性)をしっかりと守ろうという気持ちが強まるでしょう。
帰属コミュニティを表す場所で、水星(知性)と冥王星(極端さ・運命)が重なっています。今週の水瓶座新月から半年後の水瓶座満月までの期間では、自分が今立っている場所にアンカーを打ち込みつつ、そこから自由に動いてみましょう。社会から上手にはみ出す能力を高めていけるようになるでしょう。
一本にしか見えなかった道が、いくつにも分岐して見えてきそうです。複数のルートを楽しんでも良いのだと気付くかもしれません。
また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「個人としての自分を尊重する」のは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の水瓶座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
31日は、牡牛座エリアの天王星(改革・刷新)が順行に戻ります。天王星には、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)、海王星(スピリチュアリティ)が仲良く繋がっているため、身近な人との関係性がより良い方向に転じやすいタイミングとなるでしょう。また、不思議な縁が繋がるかもしれません。
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