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1月27日〜2月2日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20〜2/18生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

水瓶座の星模様

続・僕が僕であるために

「ありとあらゆるものに意味や価値がなくてはならない」という強迫観念を手放す新月です。

29日、自身の水瓶座エリアで新月が起こります。新月のタイミングでは水星(知性)と冥王星(運命・極端さ)が水瓶座エリアで重なっています。

水瓶座は哲学的に思考する性質があり、生きることや人間について常に“問い”を持っています。自分のあるべき姿を考え、そこで辿り着いた理想像に沿って振る舞います。

ただ、今回の新月で、“理想の自分”を演じることにうんざりし、止めたくなりそうです。正しいと思ってしてきたことが、ばかばかしく感じられるかもしれません。

実際に世捨て人のような生き方はできないとしても、一人で静かに心を閉じていたいモードになるときです。

「財産」を意味する部屋には、金星(幸運)と海王星(霊性)が重なっています。不思議な縁が繋がって、棚から牡丹餅的な収入が増えるかもしれません。

新月アファメーションは「考えてもしょうがないことを気が済むまで考え抜くこと」や「様々な思い込みにとらわれている自分を客観視すること」をテーマにすると良いでしょう。

31日は、牡牛座エリアの天王星(改革)が順行に戻ります。この天王星には火星(意欲)と金星、海王星が調和的に繋がります。2019年から住まいや家族のことで悩みがあった人は、解決の糸口が見つかるかもしれません。

今週の全体の空模様

上手にはみ出して

「ひとが成熟するというのは、個人ならびに共同の生活が危機に瀕したときにそれを修復もしくは編みなおす能力をそなえていることだと、かねがねわたしはおもってきた。そのためには、現在の生活のかたちの外へといつでも出られる準備がいる」
──鷲田清一『死なないでいる理由』

今週、29日の夜に水瓶座新月が起こります。新月は双子座エリアを逆行中の木星(成長・拡大)と調和的に繋がり、互いのメッセージを混ぜ合わせ、大きくしています。そうして生まれた新たなメッセージは反骨精神溢れるものであり、既存のシステムに抗うことや、そこから離脱することを促します。個としての自分を確立せよ、とも呼びかけてきます。

さらに、「役割からの解放」や、どんなものにも染まらない、独立した「自分」を求めるムードが高まります。周りのために必死に演じてきたことが、ひどくばかばかしく感じられるかもしれません。けれど、そこで投げやりにならずに、自らの役割を粛々と果たしていけると良いでしょう。

人は外部の影響を受けずに育ったり生きたりすることはできません。ただ、知覚しているものへの眼差しを変えることは可能です。それによって、今ここにいる「自分」を深く知ることもできるのです。今週は、そうしていくことで、魂(個性)をしっかりと守ろうという気持ちが強まるでしょう。

帰属コミュニティを表す場所で、水星(知性)と冥王星(極端さ・運命)が重なっています。今週の水瓶座新月から半年後の水瓶座満月までの期間では、自分が今立っている場所にアンカーを打ち込みつつ、そこから自由に動いてみましょう。社会から上手にはみ出す能力を高めていけるようになるでしょう。

一本にしか見えなかった道が、いくつにも分岐して見えてきそうです。複数のルートを楽しんでも良いのだと気付くかもしれません。

また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「個人としての自分を尊重する」のは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の水瓶座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

31日は、牡牛座エリアの天王星(改革・刷新)が順行に戻ります。天王星には、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)、海王星(スピリチュアリティ)が仲良く繋がっているため、身近な人との関係性がより良い方向に転じやすいタイミングとなるでしょう。また、不思議な縁が繋がるかもしれません。

1月20日〜1月26日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

ビールを注ぐイラストレーターの三宅瑠人さん

あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.2:三宅瑠人「仕事の息抜きに、束の間の乾杯」

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