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1月13日〜1月19日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

型を破って

14日、射手座にとって「強い連帯」を意味し、他のものと深く繋がることで自らに根本的な変容を促す場所で蟹座満月が起こります。ここは、親密な人との共有財産が蓄えられ、また先祖代々引き継がれてきた伝統が生きる場所でもあります。

蟹座新月から蟹座満月までの半年間のタームでは、環境にどのように馴染んでいくのかが課題だったかもしれません。もしくは、何かを継承することによって生じる重圧を“やりがい”に変えるために努力を重ねてきたのかも。

今週の蟹座満月では、甘んじて受けていた制約や重荷を、大胆な転換や提案で軽くすることができるでしょう。人々が驚くような思いつきを実行し、ムーブメントを生み出すことも可能です。固定観念を解体する役割が巡ってくることもありそう。面目躍如といったイメージが浮かんできます。

また、満月の瞬間、「家族の部屋」では、愛と喜びの星である金星が輝き、個々の自由を歌っています。さらに、パートナーシップを意味するエリアでは、木星(拡大)が、個人の才能を磨くことの大切さを訴えています。独創性のある仲間を迎え、これからの道のりが楽しくなる予感がします。

太陽は山羊座エリアを運行しています。ここは射手座にとって、所有・財産を意味する場所です。対向の蟹座エリアを逆行中の火星(痛み・刺激)と太陽は繋がっていきます。大きな出費をすることになりそうです。大事な支払いを忘れていたのかもしれません。

今週の全体の空模様

固定観念を解体せよ

「『社会って、共同体って、どうしても続けなきゃいけないんでしたっけ』。誰かが、どこかで言った言葉がよみがえる。いつだったかも、誰の言葉かもおぼえていない。ただ、生々しい声だけが耳に張り付いている。産めよ、増えよ、地に満ちよ。つくりなさい、つづけなさい、永遠に。生徒たちはこわい、こわいとまだ騒いでいる」
──永井玲衣『水中の哲学者たち』

今週は型破りな方法で仲間や共同体を守ることになりそうです。それは、今までにない連帯の形や、問題の解決法によるものかもしれません。

14日の朝に、蟹座満月を迎えます。満月の瞬間、“起点”を意味する東の地平線からは、冥王星(運命)が昇ってきています。そして、満月には逆行中の火星(欲求・闘志)が重なり、西の地平線の下で輝いています。

2024年7月の蟹座新月からの半年間、多くの人が、愛と平和や、弱い人にも優しい世界(共同体)を切望してきたはずです。しかし、このままではその願いを叶えるのは難しいと、今週の満月で気がつくでしょう。

蟹座には集団(共同体)の調和を求める性質があり、この満月の際には天王星(改革)が地の底(根の部分)にあります。共同体の変化を促しています。平和や豊かさを掴むには今までとは違うアプローチや発想の転換が必要なのだと、満月は語ります。

たとえるならば、古い殻を脱ぎ捨てなくては死んでしまう生き物の脱皮にも似ています。壊すべきものは壊し、捨てるべきものは捨て、見限るべきものは見限る胆力が求められているのです。

そして満月のタイミングで木星(希望)が、環境に埋没しない個性を確立することが必要だと示しています。個々の才能が際立てば、しなやかな、新しい連帯が始まるかもしれません。

今週は、山羊座エリアを運行する太陽が天王星と調和的に繋がります。さらに太陽は逆行中の火星とは対向しバチバチと火花を散らします。しかしその緊張した状態を海王星(融解性)が緩めることで、刺激的なインスピレーションを得られそうです。

1月6日〜1月12日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

漫画家・大童澄瞳

日常にもっと想像力を。漫画家・大童澄瞳が〈Meta Quest 3S〉と過ごす1日

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