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1月13日〜1月19日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の獅子座(7/23〜8/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / text&edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

獅子座の星模様

明るい氷解

14日、獅子座にとって「目に見えないもの」を意味する場所で蟹座満月が起こります。今週は、半年前の蟹座新月で天に願ったことの答え合わせができるタイミングです。蟹座新月-満月のテーマは「自分の強欲さとしっかりと向き合った上で願いを叶えること」でした。

今週の蟹座満月には、「視点の切り替え」というメッセージがあります。抱えている望みを多角的に分析したり、違う人の視点で眺めてみたりできるでしょう。一人で叶えなければならないという思い込みがパキパキと割れる瞬間が訪れ、すっと心が軽くなるかもしれません。

また、満月の瞬間、強い絆を育む場所では、愛と喜びの星である金星が輝き、個々の自由を歌っています。さらに友愛や未来を意味するエリアでは、木星(拡大)が、個人の才能を磨くことの大切さを訴えています。

自立性と自律性に富む獅子座は、手一杯になってしまったときでも他者に助けを求めるのをためらいがちです。しかし、今週は、友人に支えられることをポジティブに捉えられ、明るい気持ちになれるでしょう。

太陽は山羊座エリア後半度数を運行しています。ここは獅子座にとって、健康問題を表す場所です。対向の蟹座エリアを逆行中の火星(炎症)と、週末に向けて、太陽がタイトに繋がっていきます。古傷や慢性的に痛みやすい箇所が気になるかもしれません。健康第一でしっかり睡眠をとりましょう。

今週の全体の空模様

固定観念を解体せよ

「『社会って、共同体って、どうしても続けなきゃいけないんでしたっけ』。誰かが、どこかで言った言葉がよみがえる。いつだったかも、誰の言葉かもおぼえていない。ただ、生々しい声だけが耳に張り付いている。産めよ、増えよ、地に満ちよ。つくりなさい、つづけなさい、永遠に。生徒たちはこわい、こわいとまだ騒いでいる」
──永井玲衣『水中の哲学者たち』

今週は型破りな方法で仲間や共同体を守ることになりそうです。それは、今までにない連帯の形や、問題の解決法によるものかもしれません。

14日の朝に、蟹座満月を迎えます。満月の瞬間、“起点”を意味する東の地平線からは、冥王星(運命)が昇ってきています。そして、満月には逆行中の火星(欲求・闘志)が重なり、西の地平線の下で輝いています。

2024年7月の蟹座新月からの半年間、多くの人が、愛と平和や、弱い人にも優しい世界(共同体)を切望してきたはずです。しかし、このままではその願いを叶えるのは難しいと、今週の満月で気がつくでしょう。

蟹座には集団(共同体)の調和を求める性質があり、この満月の際には天王星(改革)が地の底(根の部分)にあります。共同体の変化を促しています。平和や豊かさを掴むには今までとは違うアプローチや発想の転換が必要なのだと、満月は語ります。

たとえるならば、古い殻を脱ぎ捨てなくては死んでしまう生き物の脱皮にも似ています。壊すべきものは壊し、捨てるべきものは捨て、見限るべきものは見限る胆力が求められているのです。

そして満月のタイミングで木星(希望)が、環境に埋没しない個性を確立することが必要だと示しています。個々の才能が際立てば、しなやかな、新しい連帯が始まるかもしれません。

今週は、山羊座エリアを運行する太陽が天王星と調和的に繋がります。さらに太陽は逆行中の火星とは対向しバチバチと火花を散らします。しかしその緊張した状態を海王星(融解性)が緩めることで、刺激的なインスピレーションを得られそうです。

1月6日〜1月12日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

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