牡羊座の星模様
不完全燃焼
火星は牡羊座の支配星で、どのエリアを運行していても基本的には牡羊座の味方になる天体です。しかし、今週の火星は牡羊座が苦手とする蟹座エリアにあり、さらに逆行しています。
そのため、牡羊座らしい即決即断や積極的な動きにブレーキがかかりやすいときです。いつもより物事がスムーズに進まなくても、気に病むことはありません。
牡羊座にとって、今週、火星の運行するエリアは「家族や仲間」「帰属コミュニティ」を表す場所です。そのため、家族から過去の出来事を蒸し返され、モヤモヤとした気持ちになったり、感情的な振る舞いをしたり、されたりするかもしれません。改めて自己分析をするには良い機会になるでしょう。
太陽は山羊座エリアを運行し、週末に近づくほど、牡牛座エリアを逆行中の天王星(改革・刷新)と調和的なコネクションを強めていきます。仕事で使う道具を見直すと良いときです。パソコンなどを買い替えるのも吉となりそう。また、仕事のやり方自体をブラッシュアップもできるでしょう。
9日に水星(知性・コミュニケーション)が山羊座エリアを運行し始めると、より効率的に業務を進められ、視界がクリアになりそうです。現実に則した思考ができるでしょう。さらに、取引先の担当者変更など、関わる相手が変わることを知らせるメールが届きそうです。
今週の全体の空模様
何を守りたいのか
「まじめなひとが/まじめにあるいてゆく/かなしい
まじめなひとが/まじめにないている/おかしい
まじめなひとが/まじめにあやまる/はらがたつ
まじめなひとが/まじめにひとをころす/おそろしい」
──《まじめな顔つき》『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』谷川俊太郎
今週6日、逆行中の火星は蟹座エリアに戻ります(そして3カ月ほど、蟹座エリアを運行することとなります)。
それまで火星が破壊と再生を司る冥王星と対向し、緊張状態が続いていましたが、この移動によって解消されていきます。世界で起きている悲惨な出来事を冷静に見つめることができるでしょう。
火星は、その赤く燃える色から連想される様々なものを司ります。ギリシャ神話では軍神アレスと結び付けられ、勇気や積極性、闘志、勝利を表すとされてきました。そのいっぽう、怪我や痛み、トラブル、戦火といったキーワードも携えています。
蟹座のエッセンスは、同胞愛や民族意識、帰属コミュニティの絆などを大切にします。ここに火星がいる今週からの約3カ月間は、家族や仲間と活発に意見を交わし、連帯することで生まれる強さを感じられるでしょう。しかし、同時に、価値観の違いによってぶつかることも増えるかもしれません。
また、国や民族という枠組みによって連帯を求める動きも現れるかもしれません。プロパガンダには注意が必要です。
太陽は山羊座エリアを運行し、週末に近づくほど、牡牛座エリアを逆行中の天王星(改革・刷新)と調和的コネクトを強めていきます。社会の構造の見直しをすることができるでしょう。農業・畜産・酪農・漁業など、「食」に関する分野(牡牛座のテーマ)への関心を高めうるような出来事も起こるかもしれません。
9日、水星(知性・コミュニケーション)が山羊座エリアを運行し始めます。計画遂行能力が高まるとき。現実をしっかりと見据えながら行動できるでしょう。
AUGER presents かっこいい大人は、“整え方”を知っている。vol.11 KAZANE