牡羊座の星模様
ユニゾンを意識して
冥王星(破壊と再生)と逆行中の火星(欲求)が対向していきます。自分のやりたいことと、友人との企画をうまく重ねていくことがテーマになりそう。無理をしてでも相手に寄せてみると、良い経験になるでしょう。
23日、月は天秤座エリアにあり、山羊座エリアの太陽と殴り合う角度をとります。月は、気分やムードを表します。月は「パートナーや契約相手」を意味する場所を運行し、太陽に煽られています。そのため、仕事の忙しさにより、パートナーの気持ちに寄り添えないかもしれません。忙しくても思いやりのある態度が大切なときです。
25日、月は蠍座エリアにあり、冥王星と逆行中の火星と衝突する角度をとります。うっかり連絡をしそびれ、家族や仲間に「予定が立てられない」と怒られるかもしれません。もしくは、自分のやりたいことと、家族との予定が嚙み合わず、調整が大変になりそうです。
27日の月は蠍座エリア後半度数を運行し、逆行中の天王星(改革)と金星(愛と喜び)と喧嘩します。家族や身近な人のリクエストで買い物をするかも。予定外の大きな出費になりそうです。
また、この日は水星(思考)と逆行中の木星(拡大)と土星(試練)が殴り合います。誤解が生まれやすいとき。
29日、月は射手座エリアで水星と重なり、逆行中の木星と土星とぶつかり合います。親や親戚、目上の人や恩師に頭が上がらないで愛想笑いをして過ごすような日になりそうです。
今週の全体の空模様
ぶつかり合い、混じり合う
「文明の衝突というあの決まり文句はここでは嘆かわしいだけだ。それぞれの文明は何千年も前から意識的にも無意識的にも、互いを知り、接触しあい、変容しあい、相互交流をしている。文化をめぐる、さらには、アイデンティティをめぐる考古学が明らかにしているのは、どの地層も果てしなく絡まり合い、互いを養い、互いを眺め豊かにし合い『乳化しあっている』と言うことだ」
──エドゥアール・グリッサン、パトリック・シャモワゾー『マニフェスト 政治の詩学』
今週、冥王星(破壊と再生)と火星(欲求・戦い)がどんどん互いに接近していきます。冥王星と火星はそれぞれ、ギリシャ神話における冥府の王ハデスと軍神アレスに結び付けられています。今週の星の動きは、ハデスとアレスの饗宴もしくは協力関係にも見えてきます。
ハデスは大量の死者たちを自国の民として受け入れることで巨万の富を手にします。アレスは、武勲のほかに、戦いそのものにある熱狂や血の噴き出る惨事を表しています。
この2天体の配置の影響が地上にポジティブに顕現するのであれば、人類にとって大きな財産になるようなものが地底から発見・発掘されるかもしれません。ネガティブに出る場合は、強大な武力や暴力的な行為によって、多くの人が傷つけられることとなるかもしれません。
月は地上に一番近く、人間の肉体や魂にも影響が大きいといわれています。そのため、月が天体たちとせわしなく衝突するように運行するときは、バイオリズムが乱れたり、少しのことでイライラしてしまったりするかもしれません。
ただし、安寧な状態だけが魂の成長にプラスになるわけではなく、進化していくためには、心が揺さぶられたりひび割れたりすることも大切なプロセスです。人と人や、文化と文化とが接触し、交流し、互いを変容させることも“揺さぶり”と言えるでしょう。
揺さぶられながら、外側にある何かを受け止めていくことが、今週の課題のようです。
重ねて、楽しむ。メンズジュエリーの新基軸。agete「My life, My jewelry」