今週の全体の空模様
嘘が生み出すもの
「何を訊いても彼女は作り話をした。作り話はどんどん膨らんで、もうひとつ地球ができてしまいそうだった。その噓の地球には彼女が決めた嘘の重力があり、動物たちは嘘の生態系を作り、嘘の星空が広がっている気がした。彼女の嘘はとても幻想的だった」
──千早茜「コットンパール」（『人形たちの白昼夢』）
今週、射手座を逆行中の水星（情報・言葉）が太陽と重なります。その向かいでは、双子座エリアを木星（拡大）が逆行しています。
水星は双子座の支配星で、木星は射手座の支配星です。そのため今週は、両星座が互いに“外交官”を送り合っているような状況です。人やモノだけでなく情報も素早く移動していくときです。
自由闊達なムードの半面、今週は、事実とは異なる話もどんどん拡散していきそうです。嘘が嘘を生み出して、大きな嘘が世の中を覆っていくかもしれません。また、太陽には魚座エリアの土星（試練）もぶつかっているため、何を信じたら良いのかの判断が難しくなります。
たとえば、人を騙したり傷つけたりした人が、きっぱりとそれを否認するので、善良な人ほどその姿に説得されてしまいそうです。嘘を信じる人たちと、噓を見破ろうとする人たちとの間に激しい対立も起こるときです。
また、2日から6日にかけて、山羊座最終度数を運行する金星（愛と喜び）が、牡牛座エリアの天王星（改革）と調和的に繋がります。経済政策に動きが出そうです。既得権益層がさらに潤う方向性もありえます。
週後半は、7日に火星（欲求・闘志）が逆行を始め、逆行中の水星と徐々にコネクトしていきます。真偽のわからない情報が飛び交う中で、あらぬ方向に怒りの矛先が向かいそうです。過去の事件に関して世間が義憤に駆られるイメージも浮かび上がってきます。
同日7日、金星が水瓶座エリアに入り、冥王星（破壊と再生）に重なります。好きなものに対するこだわりが強く出るかもしれません。独自性や個性を尊ぶ風潮が強まり、ずば抜けた天才に注目が集まりそうです。
8日、魚座エリアの海王星（夢・霊性）が順行に戻ります。逆行によってもたらされていた「混乱」や「妄想」のエッセンスが徐々に薄まります。海王星はポジティブな空想の手助けをしてくれるようになるでしょう。
牡羊座（3月21日～4月19日生まれ）
慎重さを味方に
陰に潜む問題を直視し、解決しなければいけないのかもしれません。人との関わり方には慎重になること。謙虚さが身を守ってくれるでしょう。
牡牛座（4月20日～5月20日生まれ）
価値ある買い物
何かしらの“対価”を払ったり、努力して試練を乗り越えたりすることで、得難い宝物を入手できるとき。プライベートでの事故やトラブルには注意を。
双子座（5月21日～6月21日生まれ）
舌禍注意
自分の言葉が意図しない形で伝わってしまうかも。大事な話をするのは不向きなとき。ただし、思い出話をするのには向いています。
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蟹座（6月22日～7月22日生まれ）
夢見ることの素晴らしさ
できることはなるべく早めに、黙々と進めておくと良いでしょう。憧れを胸に抱くことの楽しさが身体を満たし、幸せな気分になれそうです。
獅子座（7月23日～8月22日生まれ）
縁の織物
あれもこれもやりたい気持ちが膨らんで暴走しやすいとき。誘われたらとりあえず参加する、という気持ちで縁を繋いでいきましょう。
乙女座（8月23日～9月22日生まれ）
隅々まで
リフレッシュの時間を積極的に取りましょう。事務仕事や掃除、家事にもやる気が出て、家の隅々まできれいにでき、喜びに満ちます。
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天秤座（9月23日～10月23日生まれ）
偶然のメッセンジャー
今の自分が聞くべきメッセージが舞い込んでくるとき。通りすがりの人の会話や目に入ってきた言葉が神託のように思えるかもしれません。
蠍座（10月24日～11月22日生まれ）
燃える心地よさ
何はともあれ体力・筋力が必要だと実感するかもしれません。猛烈に仕事が忙しくなり、負けられない戦いに挑むイメージです。
射手座（11月23日～12月21日生まれ）
掛け違えたボタン
相手の話を真剣に受け止めて行動することが大切です。目の前の人とどうも噛み合わないと思ったら、互いが何について話しているのか確認してみましょう。
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山羊座（12月22日～1月19日生まれ）
後継者の席
手直しや修復のとき。緊張を緩めながら、心身を整えましょう。重要な職務を引き継がなければいけなくなるかもしれません。
水瓶座（1月20日～2月18日生まれ）
マスカレード
架空の物語を楽しめるとき。普段は行かない場所に行き、仮の名前を名乗りたくなるかもしれません。身近な人とは口論してしまいやすいタイミング。
魚座（2月19日～3月20日生まれ）
柳の枝のしなやかさ
固くなっていた心と身体を解放したいとき。伸びやかに逸脱や遊びを楽しみましょう。生活上の雑務が増えますが、慌てないよう時間に余裕を持つこと。
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