蟹座の星模様
耳を澄ませて
“新しい役割”や“新しい絆をつくること”を意識して、周囲の声を聞きながら自分を調律すると良い週になりそうです。
今週は、26日に水星(情報・思考・コミュニケーション)が逆行を始め、双子座エリアで逆行中の木星(拡張)と対向します。今までの経験を活かして、柔軟に物事に対応できるタイミング。何か問題が起きても全体を俯瞰して判断することができるでしょう。
週末の12月1日に射手座新月が起こります。月がいるのは、蟹座にとって「日々の仕事・サービスの部屋」であり、自他ともにケアすることや奉仕を意味する場所。また、新月には土星(試練・責任)が繋がっています。日々の労働にも自分なりの特別な意味を持たせてみましょう。妄想でもいいので、例えば「この業務をするごとに徳を積んでいる」というふうに考えてみると、スムーズに仕事を進められ、やりがいも生まれるでしょう。人のために何かをすることで己を誇らしく思えるようになります。
この新月のタイミングでは、水瓶座エリアの冥王星と、獅子座エリアの火星がコネクトしています。今週から射手座満月までの半年の間で、周囲に求められるものと自分が提供できるものとに大きなギャップがあると気が付きそうです。そこから軌道修正することができるでしょう。
さらにこの配置のもとでは、前向きな気持ちで間違いを直していけそうです。自己有用感も高めていけるでしょう。
今週の全体の空模様
光を失わずに
「そして私はいつか/どこかから来て/不意にこの芝生の上に立っていた/なすべきことはすべて/私の細胞が記憶していた/だから私は人間の形をし/幸せについて語りさえしたのだ」
──谷川俊太郎『芝生』
今週、26日に水星(情報・思考・コミュニケーション)が逆行を始めます(~12月16日)。水星逆行期間は、交通機関の乱れや、ガジェット類の不具合、メールの誤送信などが起きやすいとされています。いっぽう、しばらく会っていなかった人と再会したり、無くしたものが戻ってきたりもするときです。
さらに、逆行中の水星が双子座エリアで逆行中の木星(拡張)にコンタクトします。噂やニュースの真偽を精査する必要が出てくるかもしれません。たとえば、AIによるフェイク画像が社会問題にもなりそうです。
週末12月1日に、射手座新月が起こります。このタイミングでは、天の高い位置に冥王星(破壊と再生)が鎮座し、その対向である地の底には怒りと闘争を司る火星が輝いています。この影響で、多くの人が今の社会で生きる痛みや苦しみをはっきりと認識するようになるでしょう。熱せられた鉄板の上にいながら、ようやくその過酷な熱さに気づくときです。そこから生まれる怒りのパワーによって、加速度的に社会が変わっていきそうです。
射手座新月によって、ありきたりな日常をひっくり返してくれるようなドラマチックな出会いを求めるエッセンスがもたらされます。また、不思議な縁を感じられるような、その人といるだけで心が救われるような相手との邂逅を夢見るときです。
この新月には魚座エリアの土星が繋がっているため、大切な相手にふさわしい人間でいられるよう努力しなければと思い至る人もいるでしょう。
また、東の地平線に、“幸せの在り処”を示すパート・オブ・フォーチュンというポイントがぴったりと重なっています。射手座新月から半年後の射手座満月までの期間で、個性や才能を磨き上げることが新しい時代の流れに乗るためのチケットと見做されるようになるでしょう。自分らしくいることが、希望の光にもなります。
新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「ドラマチックな展開を求めて動くこと」というのは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の射手座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1:小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」