蠍座の星模様
カッコウの鳴く湖畔
今週、蠍座エリアの太陽と、魚座エリアを逆行する土星(節度)が調和的に繋がります。水のエレメントに属する蠍座と魚座のしっとりとしたエネルギーが、自分の内側に満ちていきます。静かな湖畔のようなイメージが浮かんできます。
洞察力が高まります。また、あらゆるものを魂で感じられるとき。自分が自分であるためにやるべきことと、やってはいけないことが明確になります。
4日、火星(欲求・闘志)は獅子座エリアに入り、射手座エリアの水星(思考・コミュニケーション)と仲良く繋がります。獅子座も射手座も火のエレメントに属し、意欲や勇気、高揚感といった、“燃える心の力”を持っています。仕事が非常に忙しくなるかもしれません。波乱の予感。闘志を燃やし戦っていきましょう。
さらに5日には、射手座エリアを運行している金星(愛と喜び)に、月(気分・ムード)が重なり、2天体は対向の双子座エリアにいる木星(成長・拡大)と見つめ合います。親や目上の人に贈り物をすると吉。もしくは先祖供養をすることで、良い運気を招き入れられます。
8日から週末にかけては、月が太陽や冥王星(破壊と再生)、天王星(改革)とぶつかり合い、天体に刺激されながら移動していきます。家族と揉め事が起こりやすいとき。強い言葉で相手を傷つけないようにしましょう。
今週の全体の空模様
暗渠を辿る
「人生が何度あっても間違えてあなたに出会う土手や港で」
──千種創一『千夜曳獏』
今週、蠍座エリアを運行する太陽と、魚座エリアを逆行する土星(節制)とが手を繋ぎます。蠍座も魚座も水のエレメントに属し、感情によって他者と結びつく性質を持っています。
静かに、暗い地下の水源に潜っていくエネルギーが強まります。心の深い場所で人と繋がりたいタイミング。同時に、周りの人に対して相手に寄り添う形で愛情を示すことができているか見直すことになります。
人間の弱さ、魂の柔らかい部分を肯定しながら絆を育める週になるでしょう。
土星には「足元」や「基盤」、「積み重ねてきたもの」という意味があります。6月30日以降逆行をしている土星は、来週11月15日に順行に戻ります。今週は、6月からこれまでを振り返るとき。
どんな努力を重ねてきたのか、どう研鑽してきたのか、歩んできた道を思い出してみること。心残りがあるのならば、片をつけられるように動いてみましょう。ずっと気に掛かっていた人と再会したり、懐かしい記憶が蘇ったりするかもしれません。
4日、獅子座エリアに火星(勇気・欲求)が移動します。獅子座は、情熱や意欲といったエネルギーを持つサイン(星座)です。ここにいる火星が、射手座エリアを運行する水星(知性)と調和的に繋がるため、挑戦的な言葉で世の中を熱くする人が現れそうです。細かいことに捉われずに冒険に出るパワーが満ちてくるでしょう。
さらに5日には、月(感情・ムード)が射手座エリアに進み、金星(愛と喜び)と重なります。この月と金星は、射手座の対向の双子座エリアを逆行中の木星(成長・拡大)と、魚座エリアを逆行中の海王星(夢・融解性)と繋がります。過去の栄光を懐かしみ、消えてしまった夢を追いかけるようなムードが高まるでしょう。
月は、その後8日に山羊座エリアの冥王星(運命・極端さ)と重なり、9日に水瓶座に移った直後は蠍座エリアの太陽とぶつかり合います。続いて10日には牡牛座エリアの天王星が激しく殴り合います。こうした月の運行の影響で、極端な人が身近に現れて翻弄されてしまうかもしれません。突拍子もないニュースが飛び込んでくることもあるでしょう。
窓が生活を忘れさせないでいてくれる。編集者・haru.が語る窓