Feel

10月7日~10月13日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

円環的な縁

9日に双子座エリアの木星(幸運)が逆行を始め、天秤座エリアを運行する太陽と調和的に繋がると、再会運が高まります。過去に縁があった人と偶然街中で出会ったり、知人に紹介された人が同郷出身だったり、元から知り合いだったりするかもしれません。また、もう一度会いたい人と連絡がスムーズに取れるときでもあります。

蟹座エリアを運行する火星(欲求·意欲)が蠍座エリアの金星(愛と喜び)と仲良く手を結びます。誰かと”秘密の約束”を交わせそう。「魚心あれば水心」とでも言うべき気持ちのやり取りができるとき。

フィーリングが通じ合った人と、あっという間にものすごく親しくなるかも。一目惚れも起きやすいときです(ただし、強固な絆を築くには、マメさや根気強さが求められそう)。

12日、冥王星(運命)が順行に戻り、天秤座エリアを運行する水星(情報)と激しくぶつかります。自分の計画を進めるための情報を集めなくてはならないかもしれません。有益な情報を持った人にも巡り会いやすいとき。あちこちに顔を出すと良いでしょう。

ただし、様々な意見を聞くことで、何が良いのか分からなくなったり、迷うこともあるかもしれません。最後は自分の判断を信じること。

冥王星が水瓶座エリアに移動する11月20日までは、才能の活かし方を真剣に考えてみましょう。資格に取り組むのも良さそうです。もしくは、資産運用についてきちんと勉強してみたいとき。

今週の全体の空模様

レールの引き直し

「重要なことは、人間という存在は時代や環境を超えた普遍的な存在ではなく、私たちがいかに人間を捉えるのかという視線や思想によってこしらえあげられた存在であるという観点である」

——下西風澄『生成と消滅の精神史』

今週は、社会の現実と理想との隔たりを深く考えることができそうです。

9日、成長や拡大を司る木星が逆行を始めます。木星は5月以降双子座エリアを運行しており、双子座のエッセンスである「社交力」を高め、知識欲や好奇心を刺激して積極的な行動を応援してくれていました。また、この木星運行によって、今週まではさまざまな情報が世に出て入り乱れていたかもしれません。

木星が逆行し始めることで、5月からの人間関係の広がりを振り返るタイミングが訪れそうです。誰かと再会することもあるでしょう。情報を夢中になって集めていた人はふとそれが落ち着きそうです。学んだことを復習するのにも向いている時期です。

木星は今週さらに、天秤座エリアを運行する太陽と調和的に繋がります。天秤座の「物事を判断する」「推し量る」というエッセンスが木星双子座の「情報を拡散する」という作用と合わさります。世に広がった言説が嘘か本当か、精査が行われそうです。

12日、時代を劇的に変化させる”運命”を表す冥王星が、逆行から順行に戻ります。

これからの社会の構造を考え直す動きが出そうです。未来のための建設的な計画が立てられるかもしれません。人々の間で、オーセンティックなものに惹かれる気持ちが強まっていくでしょう。

さらに、冥王星は天秤座エリアを運行する水星(知性・情報)と激しくぶつかり合います。この影響で、社会正義を求める声が大きくなります。どんな信条に依るべきなのか、極端な議論が巻き起こる予感もします。歴史の中で何が起きていたのか、そもそも「理想の社会」とはどんなものなのかを改めて考えることができそうです。

蟹座エリアを運行する火星(激情・闘志)は、蠍座エリアの金星(愛と喜び)と調和的に繋がります。この配置によって、本能的な感情の高まりが引き起こされそうです。しかし火星には天秤座エリアを運行する太陽が厳しくぶつかるため、心の内を押し隠さねばという抑圧的な力が感じられそうです。

公私の切り替えや、本音と建前の上手な使い分けが求められるのかもしれません。割り切って考えた方がいいことと、割り切ってはいけない大切なことをしっかり判別していきましょう。

9月30日〜10月6日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

「WORLD CLASS 」上海大会の様子

2024年“バーテンダー世界一”は誰だ?「WORLD CLASS」上海大会をスペシャルレポート!

飲む / PR