双子座の星模様
楽しい標本づくり
自分のペースでワクワクしながら動いていくと良い週。
9日、双子座エリアを運行する木星(成長・拡大)が逆行を始めます。今年の5月頃から夢中になってやってきていたことや学んできたことを振り返り、まとめるタイミングです。好奇心に任せて収集してきたものを整理して標本箱に納め、ラベルを貼っていくようなイメージが浮かんできます。
また、この木星に天秤座エリアを運行する太陽が調和的に繋がっています。クリエイティブな作業では、人に見せることを意識することでより良いものを生み出せるでしょう。
12日、冥王星(運命)が順行になり、天秤座エリアを運行する水星(知性・コミュニケーション)と激しくぶつかり合う配置になります。自分のやりたいことを実現するために、目上の人の説得や周囲への根回しに注力する必要が出てくるかもしれません。
蟹座エリアを運行する火星(意欲・闘争心)と、蠍座エリアの金星(愛と喜び)が調和的に繋がります。頭で考えるよりも、フィーリングで手を動かしてみるとしっくりくるときです。苦手と思っていることも、取り掛かってみると意外とスムーズにこなせるでしょう。
また、火星は天秤座エリアを運行する太陽とぶつかり合い、刺激し合う位置にいます。仕事などで何か工夫をしなければいけなくなり、そのおかげで思わぬテクニックを編み出せるかもしれません。まさに「必要は発明の母」を実感しそうです。
今週の全体の空模様
レールの引き直し
「重要なことは、人間という存在は時代や環境を超えた普遍的な存在ではなく、私たちがいかに人間を捉えるのかという視線や思想によってこしらえあげられた存在であるという観点である」
——下西風澄『生成と消滅の精神史』
今週は、社会の現実と理想との隔たりを深く考えることができそうです。
9日、成長や拡大を司る木星が逆行を始めます。木星は5月以降双子座エリアを運行しており、双子座のエッセンスである「社交力」を高め、知識欲や好奇心を刺激して積極的な行動を応援してくれていました。また、この木星運行によって、今週まではさまざまな情報が世に出て入り乱れていたかもしれません。
木星が逆行し始めることで、5月からの人間関係の広がりを振り返るタイミングが訪れそうです。誰かと再会することもあるでしょう。情報を夢中になって集めていた人はふとそれが落ち着きそうです。学んだことを復習するのにも向いている時期です。
木星は今週さらに、天秤座エリアを運行する太陽と調和的に繋がります。天秤座の「物事を判断する」「推し量る」というエッセンスが木星双子座の「情報を拡散する」という作用と合わさります。世に広がった言説が嘘か本当か、精査が行われそうです。
12日、時代を劇的に変化させる”運命”を表す冥王星が、逆行から順行に戻ります。
これからの社会の構造を考え直す動きが出そうです。未来のための建設的な計画が立てられるかもしれません。人々の間で、オーセンティックなものに惹かれる気持ちが強まっていくでしょう。
さらに、冥王星は天秤座エリアを運行する水星(知性・情報)と激しくぶつかり合います。この影響で、社会正義を求める声が大きくなります。どんな信条に依るべきなのか、極端な議論が巻き起こる予感もします。歴史の中で何が起きていたのか、そもそも「理想の社会」とはどんなものなのかを改めて考えることができそうです。
蟹座エリアを運行する火星(激情・闘志)は、蠍座エリアの金星(愛と喜び)と調和的に繋がります。この配置によって、本能的な感情の高まりが引き起こされそうです。しかし火星には天秤座エリアを運行する太陽が厳しくぶつかるため、心の内を押し隠さねばという抑圧的な力が感じられそうです。
公私の切り替えや、本音と建前の上手な使い分けが求められるのかもしれません。割り切って考えた方がいいことと、割り切ってはいけない大切なことをしっかり判別していきましょう。
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