今週の全体の空模様
立ち位置を確認する
「なんとなく街を眺めて、なんとなくその場の型に従っていると、そのうちに周りの物事に対する疑問は次第に薄れていくのである。私たちは、なぜその行動をしているのか、なぜその場所にそのルールがあるのかを改めて考えなくなる。そうすると今度は物事の判断基準が『ルールに従っているか』に変わってしまう」
──ハナムラチカヒロ『まなざしのデザイン』
占星術には、12のサイン(星座)を人間の成長になぞらえる「グランドサイクル」という概念があります。これは春分の日をスタートとし、牡羊座から乙女座までの6つのサインには、社会に出る前の準備期間、言い換えれば「個人」「子供」の時代が当てはめられています。
そのあと7つ目のサインが、秋分の日を起点とする天秤座。ここから、社会に参加していくこととなり、「集団」「大人」の時代が始まります。グランドサイクルで見る天秤座は、子供時代が終わり、大人の世界へと進む季節なのです。
22日に太陽は天秤座エリアに入り、集団の中で習得する、秩序や調和を構築する力や社交性、公平性への感覚などが世の中のテーマになってきます。
今週は23日に、愛と喜びを司る金星が蠍座エリアを運行し始めます。蠍座は水のエレメントに属し、他者との強い絆を求める性質を持ちます。人恋しくなりやすいときです。心から安心できる人と、静かな場所で交流したくなるでしょう。
26日には知性やコミュニケーションを司る水星が天秤座エリアに移動します。この水星は同エリアを運行中の太陽を追いかけ、どんどん近づいていきます(ぴったり重なるのは10月1日)
。
社会全体が“天秤座的”な秩序と平和を求めていきそうです。ただし、その秩序とはときとして単に「波風を立てず丸く収める」ことを意味します。すると、公正さや公平さがもたらされるとは限りません。
天秤座のエッセンスが強まると、何事にも「中立」の立場を取る人が増えるかもしれません。それは公平を期すためではありますが、場合によっては、マジョリティに迎合したり既存の構図を擁護したりする立場にもなります。保守的になりすぎていないか、真に中立であり得ているか、意識したいときです。
トランスサタニアン(土星以降の天体)の海王星(霊性)、天王星(改革)、冥王星(運命)は引き続きコネクトしたままで、「一度全部ひっくり返してやり直してみよう」と、運命を大胆に動かしています。
どのような世の中をつくり、どのような未来を見たいのか。それぞれが「社会の構成員」として何を望むのかを考えられる週です。
牡羊座(3月21日~4月19日生まれ)
手を繋いで輪舞を
心の底から誰かを想えるとき。強い絆を実感できそうです。普段なら妥協と見なしていることも「歩み寄り」と想えるでしょう。
牡牛座(4月20日~5月20日生まれ)
美意識の高まり
人の心を打つような言葉が湧き上がってくるかもしれません。ボディメンテナンスをしたり、自室のインテリアを整えたりしたくもなりそうです。
双子座(5月21日~6月21日生まれ)
花咲かす風
自分の基盤となる場所の確認ができるでしょう。普段よりもさらに友人とのやり取りを楽しめる週。自らの手で喜びを増やしていきましょう。
〈グッド グッズ イッセイ ミヤケ〉。ブランドではなく「プロジェクト」だから生まれる未知の面白さ
蟹座(6月22日~7月22日生まれ)
荒馬を乗りこなして
目の前の情景がクリアに見えてきそうです。心が荒れてくるときですが、冷静さを保ちストレス発散の方法を前もって考えておくと良さそうです。
獅子座(7月23日~8月22日生まれ)
良きアドバイザー
仕事で悩んでいることも、誰かと話しているうちに解決していきそうです。友人との交流によって元気が出て、思考も整っていくでしょう。
乙女座(8月23日~9月22日生まれ)
クローゼットを宝箱にする
ワクワクとした気持ちで新しい物事に出会っていくイメージが浮かんできます。自分の持ち物をリストアップし、整理整頓すると心も整うでしょう。
「ダンプさんのすごさを身をもって知った」ゆりやんレトリィバァが語る、『極悪女王』の舞台裏
天秤座(9月23日~10月23日生まれ)
裏あってこその表の美
物事を批判したくなる人間らしい部分は必ずしも悪ではありません。今週は「自分らしさ」について良いイメージを持つことができそうです。
蠍座(10月24日~11月22日生まれ)
ロマンチックが止まらない
魅力が強調され、デートの誘いが増えそうです。感情を学びのエネルギーに転換できれば大きな成果を得られるでしょう。
射手座(11月23日~12月21日生まれ)
傘を準備して
楽しい散歩の途中に突然豪雨に遭遇するような週。仕事では良いプランがひらめきそう。内緒にこっそり楽しみたい趣味もできそうなとき。
「撮影は、思いもしないことの連続だった」総監督・白石和彌が語る、『極悪女王』の舞台裏
山羊座(12月22日~1月19日生まれ)
揺るぎない信頼を
パートナーシップに嵐が巻き起こるイメージ。27日以降は相手の心が落ち着いて、しっかり対話できるようになります。
水瓶座(1月20日~2月18日生まれ)
静謐さを愛する
開放感が増し、自由に行動することができそうです。神社仏閣などで心静かに過ごすのにも向いた週です。インスピレーションを得られるでしょう。
魚座(2月19日~3月20日生まれ)
現実との折り合い
過去に自分が関わってきた人たちがくれた現実的な意見を思い出すかもしれません。小さな棘が刺さったように感じることもありそうです。
妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一