蠍座の星模様
優しさとクリエイティビティ
18日の魚座満月は、蠍座にとって「創造性とレクリエーションの部屋」であり、喜びや楽しい遊びを表す場所で起こります。この満月には、海王星(霊性)と天王星(改革)と冥王星(運命)もコネクトしています。この星の配置は、身近な人との関わり方を変えるきっかけを与えてくれるでしょう。
3月の魚座新月から今週の魚座満月までは、開かれた無垢な魂で世界に相対でき、真剣な思いを表現する機会にも恵まれ、多くのことを学べたのではないでしょうか。積極的に前に出つつも、周囲に献身することも求められたでしょう。また、人間の善性を信じることで状況がうまく回ったかもしれません。
今週の魚座満月では、「世界にどんな自分を打ち出していきたいのか」を突き詰めて考えることになりそうです。もし制約なく自由にクリエイティブな活動をするなら何をしたいか、どんな未来をつくりたいか、想像してみるのも良いでしょう。
22日、太陽が天秤座エリアに入ります。ここからの1カ月は、隠者のように静かに過ごしたくなるときです。また、双子座エリアの木星(成長)と天秤座エリアの金星(愛と喜び)の2天体が調和的に繋がることにより、お世話になっている人から贈り物をもらったり、ゆかりのある物を通して幸運が訪れたりするかもしれません。
今週の全体の空模様
礼拝堂で跪くように
「だからタントラは言う。“それを受け容れよ”と。上げ潮が来る──ビューティフルだ。引き潮になる──それも素敵だ。天まで届かんばかりの大きな強い波──途方もないエネルギーだ。見ていてごらん。そしたら今度は穏やかな海がくる。すべてが鎮まり、月がその影を落とす。ビューティフルだ」
───OSHO『存在の詩』
今週は18日に魚座満月が起こります。3月の魚座新月で種蒔きしたものが、実り、収穫されるときです。
魚座新月以降、神秘的な縁を感じたり、魂で惹かれ合うような出会いを体験したりしたかもしれません。目に見えない不思議な力はそのまま、今週の魚座満月でも満ちています。
魚座満月が位置するのは、家族や祖先、帰属コミュニティなど、すべての生命の根源であるエネルギーを持つポイント「IC(イマム・コエリ)」。そこに、海王星(霊性・融解)も重なっています。この配置からは、懐かしい原初の海のさざめきが聞こえてきます。安心できる場所で魂をさらけ出すようなイメージも浮かんできます。心の底から信じられる相手のそばで、自らの魂が紡いできた物語の尊さを感じる満月です。
また、この満月のタイミングでは、乙女座エリアの太陽と、牡牛座エリアを逆行する天王星(改革)、山羊座エリアを逆行する冥王星(運命)が調和的に繋がり、地のエレメント同士の「グランドトライン(聖なる三角形)」を描きます。
この聖なる三角形のもとでは、精神の鍛錬に価値を見出すでしょう。より良い世界のために自分にできることを考える力も育まれそうです。殻を打ち破り独立する勇気が湧いてくるでしょう。
さらに、聖なる三角形の力を受け取るように、月(満月)と海王星がコネクトしています。生きている意味を考えるきっかけが訪れそうです。価値観が大きく変わるかもしれません。自分の見識の狭さに気がつくときです。
22日は太陽が風(大気)のエレメントの天秤座に移動します(占星術的には、この日を境に2024年下半期の後半が始まります)。愛と喜びの星・金星と、秩序を保つ星・土星に愛される天秤座。そのキーワードには、「洗練」「調停」「公正」「美意識」などが挙げられます。爽やかな秋の気配とともに、芸術や文化活動への意欲が湧く太陽天秤座シーズンが始まります。
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