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9月9日〜9月15日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24〜11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

蠍座の星模様

洞察と決断

今週は、慎重になりすぎてチャンスを逃さないように注意したい週。

先週に引き続き、今週もトランスサタニアン(土星以降の天体)の天王星(改革)・海王星(霊性)・冥王星(運命)が逆行しながら調和的に繋がっています。“運命の人”に出会ってみたいと思う気持ちはあるものの、どこに行き何をしたら良いのかわからなくなります。とりあえず状況を眺めることになりそうです。

火星(意欲・闘争心)が先週から、蠍座にとって「叡智」を意味する場所を運行しており、心が非日常を求め出します。どこか遠くに旅行に行きたい気持ちも湧き上がってくるときです。

また、天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)と双子座エリアの木星(成長・拡大)が仲良くコネクトすることにより、“秘密の喜び”が生まれやすいタイミングになります。希少な宝物を授かるかもしれません。

乙女座エリアの太陽、双子座エリアの木星と、魚座エリアを逆行する土星(試練)が激しくぶつかり合います。太陽乙女座と木星双子座がコネクトすると、人生を変えるメンターのような人と出会えるかもしれません。

しかし、土星魚座によって警戒心が高まります。「幸運」を眼前にしても、過去の手痛い経験を思い出して、前進することをためらうかもしれません。

深い洞察も大切ですが、勇気を持って扉を開けることも忘れないようにしましょう。

今週の全体の空模様

解してから結ぶ

「われわれは、心を柔軟にして、自分が決めた計画に、過度に固執しないようにしなければならない。不測の事態が生じて、われわれを取り巻く状況が変化していくのなら、それに身を任せればいいのだ。計画や状況が変わることを、あまり恐れてはならない」
───セネカ『心の安定について』

もやい綱がほどけて川に放たれてしまった小舟のように、運命の流れに翻弄される週。こんなときは、力まずに流れに身を任せるのも良いかもしれません。そこに必要なのは矛盾と混沌を受容する胆力です。

先週に引き続き、逆行中の天王星(改革)、海王星(霊性)、冥王星(破壊と再生)が調和的に繋がっています。この配置によって、運命が急激に動き出すでしょう。

シンクロニシティやいわゆる「不思議な偶然」は、実は日常でたくさん起こっています。ただ、それを認識できるかは別。今週は、運命の奔流を眺めるうちに、そうした普段は気が付かないさまざまな繋がりを“感知”できます。固まった運気が解され、新たな出会いと自身との化学反応を起こせるとき。

乙女座エリアの太陽(主題)と、魚座エリアを逆行する土星(節度・試練)、双子座エリアの木星(成長・拡大)が互いに殴り合っています。どれも柔軟宮に属するサイン(星座)のため、物事がなかなか決まらない、はっきりしないということが起こりやすくなります。

状況が目まぐるしく変わり、何を基準に動いたらいいのかわからなくなるでしょう。自分の判断にも自信が持てず、ためらいも増えそうです。正しい情報が見えにくくなるときでもあります。

9日、水星(知性・コミュニケーション)がホームである乙女座エリアに移動します。思考がすっきりとし、細かいところにも気を配れるようになるでしょう。

また、今週は、天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)と、双子座エリアの木星が美しいハーモニーを奏でます。金星も木星も、古くから“吉星”と言われます。この二者の繋がりによって、文化交流や、互いの理解を深め合うための対話が行えそうです。平和を願うシンフォニーが聞こえてきます。

9月2日〜9月8日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

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