Feel

9月9日〜9月15日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

大胆さと繊細さ

今週は、基本的には幸運が舞い込み、ワクワクすることが増えそうです。しかし、足元がぬかるんでいるのに玉乗りをしなければならないというように、悪条件の中で高いパフォーマンスを求められる予感もします。

先週に引き続き、今週もトランスサタニアン(土星以降の天体)の天王星(改革)・海王星(霊性)・冥王星(運命)が逆行しながら調和的に繋がっています。状況が二転三転して、抱えている問題に対するクリティカルな解決方法が見えにくいとき。

また、魚座エリアを逆行する土星(試練)も、足元の不安定さを生み出しそうです。たとえば家族や仲間のフォローに時間も心も割かねばならなくなりそうです。

幸運を運んでくるのは、天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)と双子座エリアの木星(成長・拡大)のコネクトです。キラキラと華やかな人たちと出会う運気が高まっています。

乗り気でなくとも、明るい場所に足を運ばなければいけなくなりそう。著名人がやってくるパーティなどに招かれるかもしれません。そこでは、堂々と振る舞いましょう。

さらに乙女座エリアの太陽、双子座エリアの木星がコネクトすると、仕事で思いがけない好機が巡ってきます。自分でも予想しなかった成果を出せるかもしれません。大きな契約を結べたり、自身にとって代表作的な仕事を達成したりできそうです。

パーティに飛び込む勇気と、周囲を気遣う繊細さをもって進みましょう。

今週の全体の空模様

解してから結ぶ

「われわれは、心を柔軟にして、自分が決めた計画に、過度に固執しないようにしなければならない。不測の事態が生じて、われわれを取り巻く状況が変化していくのなら、それに身を任せればいいのだ。計画や状況が変わることを、あまり恐れてはならない」
───セネカ『心の安定について』

もやい綱がほどけて川に放たれてしまった小舟のように、運命の流れに翻弄される週。こんなときは、力まずに流れに身を任せるのも良いかもしれません。そこに必要なのは矛盾と混沌を受容する胆力です。

先週に引き続き、逆行中の天王星(改革)、海王星(霊性)、冥王星(破壊と再生)が調和的に繋がっています。この配置によって、運命が急激に動き出すでしょう。

シンクロニシティやいわゆる「不思議な偶然」は、実は日常でたくさん起こっています。ただ、それを認識できるかは別。今週は、運命の奔流を眺めるうちに、そうした普段は気が付かないさまざまな繋がりを“感知”できます。固まった運気が解され、新たな出会いと自身との化学反応を起こせるとき。

乙女座エリアの太陽(主題)と、魚座エリアを逆行する土星(節度・試練)、双子座エリアの木星(成長・拡大)が互いに殴り合っています。どれも柔軟宮に属するサイン(星座)のため、物事がなかなか決まらない、はっきりしないということが起こりやすくなります。

状況が目まぐるしく変わり、何を基準に動いたらいいのかわからなくなるでしょう。自分の判断にも自信が持てず、ためらいも増えそうです。正しい情報が見えにくくなるときでもあります。

9日、水星(知性・コミュニケーション)がホームである乙女座エリアに移動します。思考がすっきりとし、細かいところにも気を配れるようになるでしょう。

また、今週は、天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)と、双子座エリアの木星が美しいハーモニーを奏でます。金星も木星も、古くから“吉星”と言われます。この二者の繋がりによって、文化交流や、互いの理解を深め合うための対話が行えそうです。平和を願うシンフォニーが聞こえてきます。

9月2日〜9月8日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

花井祐介ラグ

〈ペンドルトン〉のブランケットを再び手掛ける花井祐介と、ウーレンミルズを訪問

訪れる / PR