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9月9日〜9月15日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の山羊座(12/22〜1/19生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

山羊座の星模様

澄んだ心で

今週は、優しい気持ちを大切にすることで幸運を招く星回り。

先週に引き続き、今週もトランスサタニアン(土星以降の天体)の天王星(改革)・海王星(霊性)・冥王星(運命)が逆行しながら調和的に繋がっています。不思議な展開で懐かしい人に出会えるかもしれません。思い出に癒やされるときでもあります。

火星(意欲・闘争心)は先週から、山羊座にとって「パートナーシップ」を意味する場所を運行しています。感情的になった人に対応しなければいけなくなりそうです。論理で諭すよりも、共感する姿勢を見せることで早く解決できるでしょう。

また、天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)と双子座エリアの木星(成長・拡大)が仲良くコネクトすることにより、奉仕的な労働の中にも喜びを感じられそうです。たまたま訪れた現場で、貴重な経験を積めるでしょう。また、担当案件のクライアントが改めて感謝を伝えてくれるかもしれません。嬉しい気持ちで満たされるタイミングです。

乙女座エリアの太陽、双子座エリアの木星と、魚座エリアを逆行する土星(試練)が激しくぶつかり合います。学べば学ぶほど、その道の奥深さを知ることになり、同時に自らの浅学ぶりに直面します。もっと自分を鍛えたくなりそうです。初心を取り戻すことで謙虚な気持ちで楽しく学べるでしょう。

今週の全体の空模様

解してから結ぶ

「われわれは、心を柔軟にして、自分が決めた計画に、過度に固執しないようにしなければならない。不測の事態が生じて、われわれを取り巻く状況が変化していくのなら、それに身を任せればいいのだ。計画や状況が変わることを、あまり恐れてはならない」
───セネカ『心の安定について』

もやい綱がほどけて川に放たれてしまった小舟のように、運命の流れに翻弄される週。こんなときは、力まずに流れに身を任せるのも良いかもしれません。そこに必要なのは矛盾と混沌を受容する胆力です。

先週に引き続き、逆行中の天王星(改革)、海王星(霊性)、冥王星(破壊と再生)が調和的に繋がっています。この配置によって、運命が急激に動き出すでしょう。

シンクロニシティやいわゆる「不思議な偶然」は、実は日常でたくさん起こっています。ただ、それを認識できるかは別。今週は、運命の奔流を眺めるうちに、そうした普段は気が付かないさまざまな繋がりを“感知”できます。固まった運気が解され、新たな出会いと自身との化学反応を起こせるとき。

乙女座エリアの太陽(主題)と、魚座エリアを逆行する土星(節度・試練)、双子座エリアの木星(成長・拡大)が互いに殴り合っています。どれも柔軟宮に属するサイン(星座)のため、物事がなかなか決まらない、はっきりしないということが起こりやすくなります。

状況が目まぐるしく変わり、何を基準に動いたらいいのかわからなくなるでしょう。自分の判断にも自信が持てず、ためらいも増えそうです。正しい情報が見えにくくなるときでもあります。

9日、水星(知性・コミュニケーション)がホームである乙女座エリアに移動します。思考がすっきりとし、細かいところにも気を配れるようになるでしょう。

また、今週は、天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)と、双子座エリアの木星が美しいハーモニーを奏でます。金星も木星も、古くから“吉星”と言われます。この二者の繋がりによって、文化交流や、互いの理解を深め合うための対話が行えそうです。平和を願うシンフォニーが聞こえてきます。

9月2日〜9月8日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

窓際で作業をする蓮沼執太

窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓

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