今週の全体の空模様
疾風に勁草を知る
「われわれに起こりうる最悪のことは、目に見えるさまざまな悪を意気地なく我慢することです。これ以上にひどい災難や混乱はないのです。再建には破壊が不可避的にともなうでしょうが、それを冷静に受け入れる必要があります」
───ウィリアム・モリス『小さな芸術』
2日、牡牛座エリアの天王星(改革・刷新)が逆行を始めます。また、冥王星(時代を変える運命)が逆行しながら山羊座に戻っていきます。そして天王星と冥王星は魚座エリアを逆行する海王星(夢・融解性)と調和的な三角形(小三角)を作ります。
小三角をなす3天体全てが逆行しているので、時間が巻き戻され、運命の分岐点に立ち返るようなイメージが湧いてきます。過去の出来事にしっかり向き合おうという機運が高まりそうです。歴史観にまつわる議論が活発化し、現代が前提としているそもそもの価値観を問い直す動きも現れるでしょう。
この配置のエネルギーを浴びながら、3日、天の高い位置で乙女座新月が起こります。
乙女座は古来、「分析・解剖」「事実やデータをしっかり見つめる」といった性質と関連づけられてきました。この乙女座新月では、物事の輪郭がくっきりしてきて、隠蔽されていたものを明らかにするようなことが起きそうです。痛みや残酷さがあったとしても、目をそらさずにいる力強さを与える新月です。新月には他の天体がコンタクトを取ってこないため、その力が十全に発揮されそうです。
また、獅子座エリアの水星(知性)が天王星と刺激し合っています。乙女座新月による“暴く”作用と相まって、世の中を揺さぶるような情報が駆け巡るかもしれません。
さらに、新月のタイミングで、占星術上「幸運の印」と呼ばれるポイントと、「東の地平線」となるポイントが重なります。「東の地平線」には「誕生」や「物事の始まり」などの意味があるので、良い予感がしてきます。
さらに、このとき、「東の地平線」が位置する度数には、社会の常識に異を唱える反逆的なエネルギー、言い換えれば自分の信じたことに忠実である強さが満ちています。そのため、権威に対して反旗を翻すことで、新しい幸せがつかめるかもしれません。
この乙女座新月から半年後の乙女座満月までの期間で、「過去の事実を見つめる」「信念を持ち、それに従う」というマインドが広く芽吹き、育っていきそうです。
新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「物事をクリアにする(分析する)」というのは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の乙女座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
また、5日には火星(闘志・意欲)が蟹座エリアに入ります。その影響で、感情の波が激しくなる人もいるかもしれません。
牡羊座(3月21日~4月19日生まれ)
発想の転換
自分の本音を見つめ、働き方を調律できるでしょう。魂が欲していることと実際の行動のズレがないかを点検するイメージ。生活改善はうまくいきそうです。
牡牛座(4月20日~5月20日生まれ)
隅々を照らす
これまでの「人との縁」を振り返って、今大切なものが見えてきます。恋愛について分析したくなったり、交際相手のことを細かく知りたくなったりするかもしれません。
双子座(5月21日~6月21日生まれ)
鋭利な知性で
使命感を持って挑める仕事を任されそう。家族の問題をシビアに分析できるでしょう。実際に解決のために動くときは、思いやりを込めた言葉で伝えること。
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蟹座(6月22日~7月22日生まれ)
悪い友より、良い敵を選ぶ
初めて会う人のことも、相手の雰囲気に惑わされずに冷静に分析できるとき。新しく習い事を始めるのにも向いています。
獅子座(7月23日~8月22日生まれ)
情熱よりも冷静さを
献身的な姿勢でいれば、もう一度やりたかった仕事ができるかもしれません。価値観の見直しが進むとき。ものの見方を改めようと思えば、淡々と変えていけます。
乙女座(8月23日~9月22日生まれ)
レンズの曇りを拭く
「なりたい自分」とは何なのか再確認してみましょう。自由な学びを想像してみると、魂の回復に必要なエッセンスが見えてくるはずです。
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天秤座(9月23日~10月23日生まれ)
良い花は後から
心の奥のモヤモヤを片付けるエネルギーが湧いてきます。知らないうちに自分を抑圧していたと気がつきそうです。徐々に明るい光が差し込んでくるでしょう。
蠍座(10月24日~11月22日生まれ)
まず、打席に立つ
“運命の人”に出会ってみたいという気持ちが湧き上がり、自ら動けるでしょう。ドラマチックな展開を想像して前進してみること。
射手座(11月23日~12月21日生まれ)
神は細部に宿る
なんとなくこなしていたフローを見直すとき。作業内容が明確に伝わるようにテキスト化すると良いでしょう。少しの工夫で、半年後に大きな成果が得られるはず。
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山羊座(12月22日~1月19日生まれ)
泥から咲く蓮
予定通りにいかないことがあっても、焦らずに。自分に足りていないものがわかるとき。心が硬直してしまわないよう、リラックスできる時間を持ちましょう。
水瓶座(1月20日~2月18日生まれ)
健康的なギブ&テイク
当然のように与えられてきたもの、逆に自らが捧げていたものや、人に求めてきたものを振り返れるでしょう。今いる場所で良いやり取りができているか見えてきます。
魚座(2月19日~3月20日生まれ)
全員がメンター
魂の養分となる人と出会うとき。一見何も学ぶことがなさそうな人とでも、関わり自体が己の成長に繋がります。新月では、目の前の人と分析し合うイメージです。
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