獅子座の星模様
進化の勇気
新しい手法やルールを取り入れたい革新派と、伝統や昔ながらのやり方を守りたい保守派の間で調整役になるような週。
天の高い位置であり、「社会貢献」や「キャリア」を意味する場所に、天王星(改革)が輝いています。そこに、獅子座エリアの太陽と水星の2天体が激しくぶつかってきます。仕事の場面で、「このままでは立ち行かない」と危機を感じることがあるかもしれません。
そんななかでも活路を見出し、次の扉を開くことができるでしょう。ただ、そのためには、大胆な方向転換が必要になりそうです。
「未来と希望」を意味する場所で、火星(意欲・欲求)と木星(成長・拡大)がぴったりと重なります。どんどん改革を推し進める人たちに牽引されていく場面。少し強引な“引き抜き”のイメージも浮かんできます。
パワフルな仲間に触発され、夢のある計画をたくさん思いつくこともできるときです。ただ、周りには、全てを一新することをリスクと考え抵抗を感じる人もいます。
それでも、金星(愛と喜び)が土星(節度)と対向しているので、保守派をうまく説得できそうです。古くから伝わるものの良いエッセンスを残しつつ時代に合わせた進化はできるのだと、納得してもらえるでしょう。守るべきものと捨てていくもの、発展させたいものを明確にすることで、物事がスムーズに動いていきます。
今週の全体の空模様
時代の新陳代謝
占星術における太陽はさまざまな意味を持っています。共通しているのは、傍流に対するメインストリーム、周縁に対する中心、陰に対する光という性質です。太陽は時代の中核を表し、ときに権力そのものを象徴します。
今週の星の配置は、社会におけるこうした太陽的要素を揺るがすものかもしれません。
逆行中の水星(知性)が獅子座エリアで太陽と重なり、かつ、牡牛座エリアの天王星(改革)と激しい角度でぶつかります。そこから火花が散り、ショッキングな出来事が引き起こされます。それは、今ある社会の仕組み自体をシビアに問い直す動きを生み出すでしょう。
「正しさ」とは時代を超えて普遍的に存在するものではない、と気づくことが重要です。「これが良い」という感覚は、ある社会の視線によってつくり上げられたものでしかありません。
魚座エリアを逆行する土星(試練・節度)が乙女座エリアの金星(愛と喜び)と対向します。魚座と乙女座が持つ、修道女のような慈愛や癒やしのエッセンスが降り注ぐでしょう。愛について、また何かを信じ身を委ねることについても、見直しが進みそうです。
逆行する土星と、双子座で重なっている火星(意欲・闘争心)、木星(拡大)とがハードな角度を取ると、魂の声を偽らずに訴えていく力が膨らんでいくでしょう。言葉にならないその声は混沌とした場所から生じ、海のうねりのような力強さを持っています。人々を導くエモーショナルなメッセージが、音楽のように広く響いていくときです。
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