双子座の星模様
猛獣使い
双子座は、能動性(男性性)を帯びたサイン(星座)に分類され、ギリシア神話でも屈強な双子の男性の物語と繋がっています。
今週は、双子座エリアで火星(意欲・欲求)と木星(成長・拡大)がぴったりと重なるため、闘争心が湧き上がってくるでしょう。この燃え立つエネルギーをうまく使えれば、活力が漲り、アクティブに過ごせるでしょう。
このエネルギーを使わずに放っておくと、訳もない苛立ちとなって自分自身を焼き焦がしてしまうかもしれません。その場合は、筋トレやランニングなど、フィジカル面でエネルギーを発散すると良いでしょう。
この火星と木星は、自由に振る舞いたい気持ちを強くします。ただ、魚座エリアを逆行する土星(責任・社会性)が2天体にぶつかってくると、周囲への配慮や仕事の責任感が奔放な行動を制御してきます。為すべきことを優先しようと冷静になるはずです。猛獣使いになった気分で、自分をコントロールしていきましょう。
また、今週は、「目に見えないもの(オカルト)」を意味する場所を運行する天王星(ひらめき)が、太陽と逆行中の水星と、緊張感のあるコンタクトを取ります。また、ここには海王星魚座(霊感)もゆるく繋がってきます。
そのため、無意識のうちに願っていたことが叶うかもしれません。良い願いも悪い望みも区別なく、思ったことが現実になりそうです。心のなかを整えておくと良いでしょう。
今週の全体の空模様
時代の新陳代謝
占星術における太陽はさまざまな意味を持っています。共通しているのは、傍流に対するメインストリーム、周縁に対する中心、陰に対する光という性質です。太陽は時代の中核を表し、ときに権力そのものを象徴します。
今週の星の配置は、社会におけるこうした太陽的要素を揺るがすものかもしれません。
逆行中の水星(知性)が獅子座エリアで太陽と重なり、かつ、牡牛座エリアの天王星(改革)と激しい角度でぶつかります。そこから火花が散り、ショッキングな出来事が引き起こされます。それは、今ある社会の仕組み自体をシビアに問い直す動きを生み出すでしょう。
「正しさ」とは時代を超えて普遍的に存在するものではない、と気づくことが重要です。「これが良い」という感覚は、ある社会の視線によってつくり上げられたものでしかありません。
魚座エリアを逆行する土星(試練・節度)が乙女座エリアの金星(愛と喜び)と対向します。魚座と乙女座が持つ、修道女のような慈愛や癒やしのエッセンスが降り注ぐでしょう。愛について、また何かを信じ身を委ねることについても、見直しが進みそうです。
逆行する土星と、双子座で重なっている火星(意欲・闘争心)、木星(拡大)とがハードな角度を取ると、魂の声を偽らずに訴えていく力が膨らんでいくでしょう。言葉にならないその声は混沌とした場所から生じ、海のうねりのような力強さを持っています。人々を導くエモーショナルなメッセージが、音楽のように広く響いていくときです。
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