山羊座の星模様
和顔愛語
山羊座は、群れを率いる統率者のエッセンスを持つサイン(星座)です。集団のルールを尊重し、人を見るに当たっても任務遂行能力を重視します。支配星である土星も、社会性や責任、そして秩序を愛する性質。そのため、山羊座は「真面目な努力家」、ときに「堅物」としばしば評価されるのです。
しかし、密かにお茶目なところもありますし、必要であれば冗談を言って周囲を和ませることもできる“大人”です。
今週は、山羊座の柔らかくファニーな一面が引き出されやすいでしょう。気の置けない友人や家族と笑って過ごすことができそうです。もしくは、自分をおもしろがって好いてくれる友人ができるかもしれません。
5日に乙女座エリアの水星(知性・コミュニケーション)が逆行し、金星(愛と喜び)と重なると、自分の伸びしろを感じ、嬉しくなるでしょう。もっと学びたいジャンルが見つかるときです。過去に習っていたことにも、もう一度取り組めそうです。または、以前訪れて好きだった国や地域に旅行できるかもしれません。
また、週半ばからは、双子座エリアの火星(闘争心)が木星に近づき、さらに太陽とコンタクトします。この星の配置からは、「喜んで奉仕する」というイメージが湧いてきます。サービス精神たっぷりに他者をもてなす機会がありそうです。
今週の全体の空模様
視点の切り替え
今週は5日に、乙女座エリアにいる水星が逆行を始めます。水星が司るものとして、「情報」や「交通」があるため、電車の遅延や、メールの送受信の不具合が起きやすいとされています。しかし、水星には「知識」や「他者との交流」という意味もあるので、逆行の影響が「復習」や「再会」という形で表れるかもしれません。とくに、同日に乙女座エリアに移動してくる金星(愛と喜び)が水星に重なってくるので、楽しく、嬉しいムードに包まれるでしょう。
また、双子座エリアの木星(拡大)と魚座エリアを逆行中の土星(節度・社会性)とがぶつかり合っていきます。これによって、“総点検”が必要になるかもしれません。不具合が見つかっても、それを通して現状をしっかり把握することができます。原因を探ることで、視点を切り替えて対応にあたれそうです。
あらゆる分野で、「このままではもう成り立たない」と思い至る人が増えるかもしれません。無理が通らなくなるとき。仕事道具を取り替えなければいけないといった個人的なレベルから、時代にマッチしなくなった制度など、より大きなレベルまで、適切な対応や対策が求められそうです。
魚座エリアで逆行中の海王星(夢・スピリチュアリティ)と、牡牛座エリアの天王星(改革・刷新)が仲良く手をつないでいます。リラックスモードになることで、イマジネーションが湧いてくるでしょう。視点の切り替えや価値観の転換がもたらされるかもしれません。
たとえば、子供のころに戻れたとして、無条件で好きなスポーツや趣味、教育も願った通りに受けることができるなら、どんなことをしてみたいのかを想像してみること。その想像には、自分の魂が求めている喜びが含まれているでしょう。
そこから、今の自分がやりがいを持てるものは何か、気づけそうです。魂が健やかであるために、行動を起こせるときです。
週半ばからは、双子座エリアの火星(欲望・闘争心)が木星に近づいていきます。この2天体がぴったり重なるのは次週ですが、すでにそれぞれが獅子座エリアを運行する太陽と調和的なコンタクトを取っています。そこから浮かんでくるイメージは、大きな声で演説をする人。知性的で好戦的な姿勢で民衆に持論を聞かせる人物が、今週は目立ってくるかもしれません。
妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一