蟹座の星模様
ほどよい境界線
蟹座は「水のエレメント」に属し、情緒的な繋がりや仲間との連帯を大切にするサイン(星座)です。水は、違う流れと出合っても次の瞬間に自然と一体化します。そうした性質ゆえに、水エレメントはときに他者に対してバウンダリー(境界線)を引けないことがあります。人の用事なのに自分のことのように奔走する、といったこともしばしば。しかし、今週はそんなふうに自他の領域を混ぜることなく、自身のやるべきことに集中できそうです。
5日に乙女座エリアで水星(情報)が逆行し始め、金星(愛と喜び)と重なると、しばらく会っていなかった友人と再会し、近況報告をし合うようなイメージが浮かんできます。ちょっとしたお役立ち情報を教えてもらえるかもしれません。
また、逆行中の海王星(スピリチュアリティ)と天王星(ひらめき)が調和的に繋がっているので、再会した相手と、手に届かない憧れについてのトークや妄想話で盛り上がりそうです。
双子座エリアの木星(拡張)が魚座エリアを逆行中の土星(責任・社会性)と激しくぶつかり合います。努力がなかなか結果に繋がらず、落ち込んでしまうかもしれません。焦らず、まずは深呼吸をして、冷静に修行を重ねましょう。
週半ばからは、双子座エリアの火星(闘争心)が木星に近づき、さらに太陽とコンタクトします。他者の目や意見に振り回されずに、自分の力を精一杯出して働けそうです。やればできる!という自信もつきそうです。
今週の全体の空模様
視点の切り替え
今週は5日に、乙女座エリアにいる水星が逆行を始めます。水星が司るものとして、「情報」や「交通」があるため、電車の遅延や、メールの送受信の不具合が起きやすいとされています。しかし、水星には「知識」や「他者との交流」という意味もあるので、逆行の影響が「復習」や「再会」という形で表れるかもしれません。とくに、同日に乙女座エリアに移動してくる金星(愛と喜び)が水星に重なってくるので、楽しく、嬉しいムードに包まれるでしょう。
また、双子座エリアの木星(拡大)と魚座エリアを逆行中の土星(節度・社会性)とがぶつかり合っていきます。これによって、“総点検”が必要になるかもしれません。不具合が見つかっても、それを通して現状をしっかり把握することができます。原因を探ることで、視点を切り替えて対応にあたれそうです。
あらゆる分野で、「このままではもう成り立たない」と思い至る人が増えるかもしれません。無理が通らなくなるとき。仕事道具を取り替えなければいけないといった個人的なレベルから、時代にマッチしなくなった制度など、より大きなレベルまで、適切な対応や対策が求められそうです。
魚座エリアで逆行中の海王星(夢・スピリチュアリティ)と、牡牛座エリアの天王星(改革・刷新)が仲良く手をつないでいます。リラックスモードになることで、イマジネーションが湧いてくるでしょう。視点の切り替えや価値観の転換がもたらされるかもしれません。
たとえば、子供のころに戻れたとして、無条件で好きなスポーツや趣味、教育も願った通りに受けることができるなら、どんなことをしてみたいのかを想像してみること。その想像には、自分の魂が求めている喜びが含まれているでしょう。
そこから、今の自分がやりがいを持てるものは何か、気づけそうです。魂が健やかであるために、行動を起こせるときです。
週半ばからは、双子座エリアの火星(欲望・闘争心)が木星に近づいていきます。この2天体がぴったり重なるのは次週ですが、すでにそれぞれが獅子座エリアを運行する太陽と調和的なコンタクトを取っています。そこから浮かんでくるイメージは、大きな声で演説をする人。知性的で好戦的な姿勢で民衆に持論を聞かせる人物が、今週は目立ってくるかもしれません。
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