牡牛座の星模様
ナラティブの庭
「自分の物語」を安心して語れれば、心が癒やされます。何を語っても語らなくても良く、たどたどしかったとしても大丈夫。そんな環境を、今回の獅子座新月で願うと良いかもしれません。
4日の獅子座新月は、牡牛座にとって「家族」「仲間」など、帰属コミュニティを意味する場所で起こります。この新月には火星(欲求・闘争)が調和的に繋がり、また、火星には土星(節度・社会性)が厳しい角度でぶつかっています。
この配置により、「本来の自分」について、周囲の人に知ってほしくなりそうです。自分自身でも、より自己理解を深めたくなるでしょう。
また、人と意見が食い違うことで、彼我の違いを確認し、相対的に自らを理解することができるでしょう。半年後の獅子座満月までの期間に、「信頼関係」を育むための訓練となる出来事が起こるかもしれません。
また、新月のタイミングで、獅子座エリアの金星(愛と喜び)と牡牛座エリアの天王星(改革)が激しく殴り合うことにより、向上心に火がつきそうです。日常にトレーニングや研鑽を取り入れ、心身を鍛えたくなるでしょう。模様替えなど、物理的な環境の変化にも挑戦したくなりそうです。セルフイメージの刷新もできるでしょう。
アファメーションは「忌憚なく語れる仲間や場を得る」ことをテーマにすると良いでしょう。
今週の全体の空模様
語ることで高まる生命力
「気心が知れていて、しかも、なるべく縁のうすいことをしている人が集まって、現実離れした話をすると、触媒作用による発見が期待できる。セレンディピティの着想も可能になる。なによりも、生々として、躍動的な思考ができて、たのしい。時のたつのを忘れて語り合うというのは、多くこういう仲間においてである」
───外山滋比古『思考の整理学』
今週4日、「労働者をまとめ、調整を図る場所」で獅子座新月が起こります。獅子座は、古来「力の誇示」「強いものと戦う勇気」といった要素と関連づけられています。そのため、この獅子座新月にも、“力強さのアピール”が全体的に含まれています。
新月には、双子座エリアの木星(成長・拡大)と火星(意欲・闘争心)が調和的に繋がっています。また、木星と火星が「足元を意味する場所」にいることから、個人が街頭に立って考えを述べたりするような、草の根的な運動がイメージされます。
この新月の瞬間では、木星は、逆行中の土星(試練・社会性)と激しくぶつかり合って、互いを鼓舞しています。木星がいる双子座エリアのポイントは「民衆に熱く語りかける熱心さ」という意味を持ち、土星がいる魚座エリアのポイントには「人々が抑圧している願望を刺激し、興奮の渦を巻き起こす」「無秩序状態によって、生命力を呼び覚ます」という意味があります。
たとえば、労働組合のリーダーが大きな声で自分の経験を語りながら、主張を訴えている姿が目に浮かびます。ベテランの社員が身振り手振りを交えて説得力あるプレゼンテーションをする姿も想像できます。
また、獅子座エリアを運行する金星(愛と喜び)と、牡牛座エリアの天王星が刺激し合っています。この影響で、“現実離れした話”が飛び出してくるでしょう。荒唐無稽でも、それが意欲を与えてくれそうです。日頃蓋をされている物事に光が当たるとき。
様々な対話が街に溢れている情景。皆が口々に「自分はこう考える!」と声に出していくでしょう。ただ、華やかで祝祭的な空気もはらんでいます。いらなくなった殻を破るための、「内側からの力」が強まるときでもあります。
新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「自らを語る」というのは共通します。宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の獅子座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
ジャパンカップ2024を目撃せよ。ルメール騎手と中村蒼に聞く、競馬場の楽しみ方