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7月29日〜8月4日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22〜7/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

蟹座の星模様

キャプションが命

同じ商品でも、気の利いた名前や、製作背景を知ることができる説明がついているほうが“良く見える”ものです。アート作品も、タイトルによって鑑賞者に届く“意味”が左右されます。今週は、このような、「価値や意味を与える言葉」がテーマになる新月が起こります。

4日の獅子座新月は、蟹座にとって「所有・財源の部屋」であり、「価値」を表す場所で起こります。ここは、自分が動かせる資産や持ち物、ひいては自分自身に備わっている才能(スキル)なども意味します。半年後の獅子座満月までの間に、買う側としても売る側としても“値段交渉”をする場面が訪れるかもしれません。

さらに、この新月には火星(欲求・闘争)が調和的に繋がり、また、火星には土星(節度・社会性)が厳しい角度でぶつかっています。交渉相手の心を掴むためには、お仕着せのトークでは不十分で、本心や実感を込めた言葉が必要だと学べそうです。過去の思い出話が味方になってくれる場面でもあります。

また、新月のタイミングで、金星(愛と喜び)と、天王星(改革)が激しく殴り合うため、新しく出会った人に自分の価値を発掘してもらえるかもしれません。奇抜に見えても、その人の助言に従ってみれば、良い結果に繋がりそうです。

アファメーションは「価値を高める言葉を使い、行動をとる」ことをテーマにすると良いでしょう。

今週の全体の空模様

語ることで高まる生命力

「気心が知れていて、しかも、なるべく縁のうすいことをしている人が集まって、現実離れした話をすると、触媒作用による発見が期待できる。セレンディピティの着想も可能になる。なによりも、生々として、躍動的な思考ができて、たのしい。時のたつのを忘れて語り合うというのは、多くこういう仲間においてである」
───外山滋比古『思考の整理学』

今週4日、「労働者をまとめ、調整を図る場所」で獅子座新月が起こります。獅子座は、古来「力の誇示」「強いものと戦う勇気」といった要素と関連づけられています。そのため、この獅子座新月にも、“力強さのアピール”が全体的に含まれています。

新月には、双子座エリアの木星(成長・拡大)と火星(意欲・闘争心)が調和的に繋がっています。また、木星と火星が「足元を意味する場所」にいることから、個人が街頭に立って考えを述べたりするような、草の根的な運動がイメージされます。

この新月の瞬間では、木星は、逆行中の土星(試練・社会性)と激しくぶつかり合って、互いを鼓舞しています。木星がいる双子座エリアのポイントは「民衆に熱く語りかける熱心さ」という意味を持ち、土星がいる魚座エリアのポイントには「人々が抑圧している願望を刺激し、興奮の渦を巻き起こす」「無秩序状態によって、生命力を呼び覚ます」という意味があります。

たとえば、労働組合のリーダーが大きな声で自分の経験を語りながら、主張を訴えている姿が目に浮かびます。ベテランの社員が身振り手振りを交えて説得力あるプレゼンテーションをする姿も想像できます。

また、獅子座エリアを運行する金星(愛と喜び)と、牡牛座エリアの天王星が刺激し合っています。この影響で、“現実離れした話”が飛び出してくるでしょう。荒唐無稽でも、それが意欲を与えてくれそうです。日頃蓋をされている物事に光が当たるとき。

様々な対話が街に溢れている情景。皆が口々に「自分はこう考える!」と声に出していくでしょう。ただ、華やかで祝祭的な空気もはらんでいます。いらなくなった殻を破るための、「内側からの力」が強まるときでもあります。

新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「自らを語る」というのは共通します。宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の獅子座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

7月22日〜7月28日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

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