蟹座の星模様
豊かさをイメージする
今週2日に水星(知性)が獅子座に入り、逆行中の冥王星(運命)と向かい合います。蟹座にとって、冥王星が運行するのは、「親密な関係の部屋」「絆を深めるギフト」を意味する場所です。目上の人を説得しなくてはならない場面があるかもしれません。
また2日は海王星(夢・幻)が逆行を始めます。海王星は、今週から来週にかけて、金星(喜び)と調和的に繋がります。海王星も金星もどちらもメルティで甘やかな性質を持っています。直感力が高まり、ワクワクと気分が高揚しそうです。自分の伸びしろを信じたくなるときです(その分、自己採点が甘くなるかもしれません)。
6日は「自分自身」を意味する場所で蟹座新月が起こります。この新月には金星が寄り添い、そこからは穏やかで生命力に満ちたエネルギーが発せられています。また、金星には天王星(改革)が、新月(太陽と月)には火星(意欲)と、逆行中の土星(責任)が調和的に繋がっています。
自分と仲間が、理不尽に搾取される状況から抜け出してより良い暮らしを送るために、欲しいものを欲しいと声にすることが大事なのだと考えるようになりそうです。
この蟹座新月から蟹座満月までの半年間のタームでは、「素直な欲望(ただし人に迷惑をかけないもの)」を大切にし、また多くの人にその姿勢に共感してもらうことが課題になるでしょう。アファメーションは「豊かな生活が手に入った」として天に宣誓してみましょう。
今週の全体の空模様
安心して暮らすことを求めて
「『かすてらを つくっているんでしょう! とっても いい においがするもの』と、もりじゅうの どうぶつが、はなを うごかしながら、あつまってきました。そうとも、かすてらづくりの ぐりと ぐら けちじゃないよ ぐりと ぐらごちそうするから まっていて」
───なかがわりえことおおむらゆりこ『ぐりとぐら』
今週は、2日に、水星(知性・コミュニケーション)が獅子座エリアに移ります。水星は水瓶座エリアを逆行する冥王星(破壊と再生)と真正面の位置につきます。次世代のリーダーたちの「声」が世界に響き渡り、時代の変化を実感することができるでしょう。発言する人がどんどん増えるとき。
さらに2日、魚座エリアの海王星が逆行を始めます。海王星は、夢やスピリチュアリティなど、“人々をうっとりさせる力”を司り、無意識に働きかけます。この逆行がプラスに働けば、魂が幻想のなかへと誘われ、イマジネーションが高まります。マイナスに働く場合は、過去に陶酔するムードが広がりそうです。ありもしない功績を語る人も現れるかもしれません。
6日、「友愛」や「楽しい未来計画」を意味し、幸運の気配に満ちた場所で、蟹座新月が起こります。この新月には、愛と喜びの星である金星も寄り添い、「日常に寄り添った幸せ」「豊かな生活を楽しむ」というテーマがあります。
絵本のなかで森の動物たちがおやつを分かち合って仲良く食べるような光景が浮かびます。豊かで安心感に満ちた場面。そんなふうに、笑顔で交流できる社会を求めていくことが蟹座新月から蟹座満月までのムードになりそうです。
また、この新月の瞬間では、天の高い位置に、改革を推し進める天王星と意欲や勇気を表す火星が仲良く並んで輝いています。この火星には、逆行中の土星(試練・社会性)が調和的に繋がっています。土星は、魚座のなかの「不特定の人々に、その人たちが必要としているものを善意で提供する」という意味のポイントにいます。これまで、困窮する人たちへどんな支援がなされてきたのかを振り返ることになりそうです。
新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「豊かさを求めていくこと」というのは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の蟹座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
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