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6月24日〜6月30日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23〜10/23生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

天秤座の星模様

さらに磨くために

先週に引き続き、太陽と水星(思考・コミュニケーション)、金星(愛と美)は、天の高い位置であり「社会貢献」や「キャリア」を意味する場所を運行しています。仕事の場面で充実感を味わうことができるでしょう。

今週は、土星(時間・訓練)が「相手や環境のニーズに応えていく」という意味のある場所でステーション(留)となり、その後逆行を始めます。「型」が身につくまで何度も基礎練習を繰り返さなくてはいけないような課題が出てくるかもしれません。

もしくは、今まで自己流で身につけてしまった「型」をいったん崩すことを求められるかもしれません。自由にはさせてもらえない状況がイメージされます。

しかし、この土星には蟹座エリアを運行する水星が調和的に繋がっています。そのことにより、仕事の現場でお手本となる人や素晴らしい指導者に出会えそう。習うべきことを謙虚に受け止めることが大切です。実践的に体を動かしながら会得していけるでしょう。

また、蟹座エリアの金星が牡牛座エリアの火星(力強さ)と仲良くコネクトすると、頼もしい助っ人がやってくるかもしれません。実力のある人のバックアップを頼れるときです。

木星(成長・拡大)は双子座エリアを運行し、緩やかに、逆行中の冥王星と仲良くコネクトしています。向上心が高まり、より良い自分や、人生そのものをデザインしたくなりそうです。伸びしろを確認することで前向きになれます。

今週の全体の空模様

懐かしい場所へ

「『ふつう』には人を抑圧する面と、心を解放する面の両方があるのが重要である。『ふつうにしなさい』と言われると苦しいが、『そんなことされたら、ふつうは傷つくよ』と言われると助かる。『ふつう』には包摂と排除の両方が含まれている」
───東畑開人『ふつうの相談』

「懐かしい時代」に戻って浸りたくなる週。先週に引き続き、太陽と水星(コミュニケーション)、金星(愛と幸運)が蟹座を運行しています。蟹座は、庇護的で包み込むようなエッセンスを持っています。さらに、防衛心が強く、保守的な性質があり、仲間との連帯からくる安心感を重視します。

また、多数派や一般的という意味での「ふつう」に属することに価値を置くのが蟹座の特徴。多くの人と感覚を共有していこうとするサイン(星座)です。蟹座に天体が多く運行する今週は、包摂的なエッセンスや、共感の力に守られるでしょう。

魚座エリアの土星(社会性・責任)は速度を落とし、ステーション(留)という状態になり、30日には逆行し始めます。また土星が水星と調和的に繋がっているので、身内で集まって近況を報告し合ったり、親しい人と昔を懐かしんだりする場面が想起できます。これまでの苦労をねぎらいながら、“良かった時代”を思い出してエモーショナルになりそう。それとは別に、噂話がコミュニティ内に波紋を広げるようなことも予感されます。

さらに、逆行中の冥王星(運命)と木星双子座が緩やかに繋がっていることにより、個人のレベルだけではなく、社会や世界という大きな枠組みにおいても、過去を振り返る動きが起こるでしょう。

蟹座エリアの金星は、牡牛座エリアの火星と調和的にコネクトしていきます。「まず生きている人間の心と身体を大切にする」「人が制度に合わせるのではなく、人に制度を合わせていく」といった考えが実社会に反映されそうです。必要なものを大きな声で要求することが重要になる場面かもしれません。

6月17日〜6月23日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

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