山羊座の星模様
懐かしい夏へ
今週は、「コミュニケーション」や「情報の行き来」を意味する場所で、土星(時間)がステーション(留)となり、その後逆行を始めます。
また、この場所からは、友人と軽やかに集まるシーンも連想されます。懐かしい人に会うかもしれません。たとえば、同窓会などで、旧友と再会して埋めていたタイムカプセルを掘り出すようなイメージです。
もしくは、小さい頃に通っていた道や商店などを散歩する様子も浮かんできます。様々な記憶が湧き上がってくるようなことがありそうです。
土星には蟹座エリアを運行する水星(対話)も調和的に繋がっているので、思い出話が盛り上がるでしょう。パートナーの子どもの頃の話を聞く機会もあるかもしれません。太陽も同じ蟹座エリアを運行しているため、心の温まる交流ができるでしょう。
また、蟹座エリアの金星(愛と喜び)が牡牛座エリアの火星(力強さ)と仲良くコネクトします。そのため、恋愛での出会い運が高まります。本能的に惹きつけ合う相手が現れるかもしれません。
木星(成長・拡大)は双子座エリアを運行し、緩やかに、逆行中の冥王星(運命)と手を繋いでいます。セルフケアをするにしても、どのような方法でどのように行うのか、調べれば調べるほど情報が多すぎて、選ぶのが難しくなりそうです。その道のプロに頼って、的確なアドバイスをもらいましょう。
今週の全体の空模様
懐かしい場所へ
「『ふつう』には人を抑圧する面と、心を解放する面の両方があるのが重要である。『ふつうにしなさい』と言われると苦しいが、『そんなことされたら、ふつうは傷つくよ』と言われると助かる。『ふつう』には包摂と排除の両方が含まれている」
───東畑開人『ふつうの相談』
「懐かしい時代」に戻って浸りたくなる週。先週に引き続き、太陽と水星(コミュニケーション)、金星(愛と幸運)が蟹座を運行しています。蟹座は、庇護的で包み込むようなエッセンスを持っています。さらに、防衛心が強く、保守的な性質があり、仲間との連帯からくる安心感を重視します。
また、多数派や一般的という意味での「ふつう」に属することに価値を置くのが蟹座の特徴。多くの人と感覚を共有していこうとするサイン(星座)です。蟹座に天体が多く運行する今週は、包摂的なエッセンスや、共感の力に守られるでしょう。
魚座エリアの土星(社会性・責任)は速度を落とし、ステーション(留)という状態になり、30日には逆行し始めます。また土星が水星と調和的に繋がっているので、身内で集まって近況を報告し合ったり、親しい人と昔を懐かしんだりする場面が想起できます。これまでの苦労をねぎらいながら、“良かった時代”を思い出してエモーショナルになりそう。それとは別に、噂話がコミュニティ内に波紋を広げるようなことも予感されます。
さらに、逆行中の冥王星(運命)と木星双子座が緩やかに繋がっていることにより、個人のレベルだけではなく、社会や世界という大きな枠組みにおいても、過去を振り返る動きが起こるでしょう。
蟹座エリアの金星は、牡牛座エリアの火星と調和的にコネクトしていきます。「まず生きている人間の心と身体を大切にする」「人が制度に合わせるのではなく、人に制度を合わせていく」といった考えが実社会に反映されそうです。必要なものを大きな声で要求することが重要になる場面かもしれません。
旬の和素材を使ったジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉を、仲間と囲む食卓の真ん中に