Feel

6月10日〜6月16日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の山羊座(12/22〜1/19生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

山羊座の星模様

美しい生活

先週に引き続き、火星(意欲・闘争心)が牡牛座エリアを運行し、水瓶座エリアを逆行中の冥王星と激しくぶつかり合います。「自分の持ち物が自分を表現している」と感じることがあるかもしれません。持っていて胸が躍るものだけを残し、そうでないものをどんどん手放すことができるときです。

また、上質なものを買い揃えたくなるでしょう。普段は控えるような高額な出費も、人生を豊かにするための投資だと思えそうです。暮らしの場全体のデザインを整えていく意欲も湧いてきます。

そんなさなか、太陽と、水星(思考・情報)、金星(愛と幸運)が重なり合いながら、双子座エリアを運行します。双子座は「手」や「文房具」という象意を持つので、日常で使う道具が欲しくなるかもしれません。とくに金星の影響で、美しい物に惹かれるでしょう。万年筆やノート、書見台、掃除道具など、実用的な道具で職人技が光るものが浮かびます。

「用の美」を愛でたくなるとき。それ以外にも、双子座の「細かく分ける」という性質が働き、引き出しの中などの整理整頓を楽しく進められそうです。

また、この双子座エリアを行く3天体には土星(社会性)がコンタクトしています。自分に合った読書法や、情報収集のための工夫、ライフハック的なものを見つけられるでしょう。習い事の場で人からコツを教えてもらうということもありそうです。

今週の全体の空模様

柔らかな感受性と、闘う力

「日常の瑣事にいのちあれ/生活のくまぐまに緻密なる光彩あれ/われらのすべてに溢れこぼるるものあれ/われらつねにみちよ」
───高村光太郎「晩餐」

星々のエネルギーによって世界が撹拌されていきます。

今週は、双子座後半エリアを太陽・水星(知性)・金星(愛と美)が重なりながら運行します。この3天体に、週前半は土星(節度・責任)が、週後半は海王星(スピリチュアリティ)がぶつかります。

土星は魚座エリアを運行し、“信じる・信じない”の判断を深く学ぶ機会を与えてくれるでしょう。表面に出ている情報をそのまま信じずに、自ら検証していく姿勢が求められます。

海王星も魚座エリアを運行し、「夢やスピリチュアリティ」を世の中に浸透させます。それがポジティブに作用すれば、固定観念に囚われないインスピレーションを得やすい1週間になるでしょう。

知覚の“アンテナ”は双子座エリアにいる3天体によって補強され、海王星のスピリチュアリティに刺激されるため、世界のありとあらゆるものと感応し、共鳴します。今週はさらに、感じたことを言葉にして多くの人に伝える力も高まるでしょう。

海王星魚座がネガティブに働くと、嘘や幻で人心が惑わされるでしょう。テレビや新聞、インターネットなどに間違った情報が増えます。さらに、現実逃避のためのコンテンツが大量に出回るでしょう。絶対に信じられる情報というものを想定せず、物事を懐疑性をもって多面的に見つめることが大切です。

先週に引き続き、牡牛座エリアを運行する火星(意欲・闘争心)が、水瓶座エリアを逆行中の冥王星(破壊と再生)とぶつかりぶつかり合っています。火星の象意には、戦い、熱、傷、トラブルなども含まれます。そのため、この2天体の繋がりから浮かんでくるイメージは、平和とは言い難いかもしれません。

しかし、火星のエネルギーは人々の義憤として発露する可能性もあります。心の火力を上げ、大きな声で叫び、銅鑼や太鼓を叩いて行進する。そうやって思いを表明するために、火星が活用されることもあるでしょう。世界を劇的に変える力が湧き上がってくるときでもあります。

6月3日〜6月9日 山羊座の運勢【ブルータス週間占い】

【碧Ao meets JAZZ】サックス奏者・馬場智章が語る、ウイスキーとジャズの共鳴

【碧Ao meets JAZZ】サックス奏者・馬場智章が語る、ウイスキーとジャズの共鳴

飲む / PR