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5月27日〜6月2日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23〜9/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

乙女座の星模様

風を操り

今週、双子座エリアに太陽と金星(愛と幸運)、木星(成長・拡大)が運行しています。

乙女座も双子座も同じ柔軟宮に属し、ぶつかり合う関係にあります。しかし支配星はともに水星(知性・コミュニケーション)なので、目標や課題に対しては知力を発揮するところは共通しています。

また双子座では、太陽と金星が恒星アルデバランに重なります。この配置は仕事の運気を上げてくれます。やってきた案件に高評価をもらい、褒賞を得るようなときです。何かアピールしたいものがあれば、このタイミングはぴったりです。いつもより野心的になってみましょう。

双子座のエッセンスの後押しで、業務処理のスピードがアップするでしょう。ただし、心配事が増えて神経過敏になる可能性も。ぐるぐると考え事をしてしまうときは、深呼吸しましょう。

先週末26日に双子座エリアを運行し始めた木星と、水瓶座エリアを逆行している冥王星(運命)が調和的に繋がることにより、自分の力ではコントロールが難しい、怒涛の忙しさに見舞われそうです。しかし、そのなかで自分を成長させてくれる案件にも出会うかもしれません。

牡羊座エリアの火星(勇気)がカイロン(魂の傷)と重なると、他者に認められているかどうかが気になりモヤモヤするかもしれません。自分の価値を人からの評価に任せていないか確認してみましょう。

今週の全体の空模様

加速する言葉たち

「人は自分の言葉を聞いて理解してもらうためだけに語ります。ですから表現の最初の美は明晰さです。これによって、自分の想いが、言葉のやりとりが要求する完全な忠実さを伴って、他者の精神のうちにもたらされるのです」
───イヴ=マリー・アンドレ神父『美についての試論』

今週は全体的に風通しが良く、強い光が世界を貫いていくような星の配置。

双子座エリアで、太陽と金星(愛と喜び)が、関わる天体のエネルギーを増幅させる恒星アルデバランに重なります。双子座太陽の知的で爽やかなエッセンス、金星の華やかさ、アルデバランの力強さという三重奏が響き渡るとき。

鮮やかな語り口で人々を魅了する人が活躍しそうです(コメンテーター・政治家・批評家・アーティストなど)。とくに金星が女性天体であることから、女性たちの声が世の中で大きく取り上げられるようなイメージが浮かんできます。

また、アルデバランが登場するときは、「誠実さや高潔さがあれば天の助けを得ることができ、競り勝つ力が手に入る」と言われています。そのため今週は、勝負に出るには良いタイミング。信念をもって挑戦してみましょう。

先週末26日に双子座エリアに入った木星(成長・拡大)は、水瓶座エリアを逆行している冥王星(破壊と再生)と調和的に繋がっています。物事を何でも拡張していく木星と、時代の変革を促していく冥王星。この繋がりから浮かび上がってくるキーワードは「激しい情報戦」「言葉による革命」「白熱する議論」「暴露される過去」など。

世の中に跋扈する差別や欺瞞という“妖怪”に向けて、鋭い批判の矢が次々と放たれそうです。未来を案じる人々が舌端火を吐く様子が浮かび上がります。そこから、社会の空気が大きく変わっていくでしょう。

牡羊座エリアを運行する火星(勇気・意欲)は小惑星カイロンと重なっていきます。カイロンは、「魂に刻まれる傷・痛み」を意味し、傷を直視させることで心を鍛えようとします。

「自分」という存在に対する自信や信頼が揺らいでしまうかもしれません。過去に受けた心の傷がえぐられるように感じる人もいるかもしれません。けれど、それは健全な自尊心を得るための重要なステップです。生そのものを喜び、「自分が自分である」ということを肯定していきましょう。

5月20日〜5月26日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

舞台から挨拶をするゲストたち

是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート

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