蟹座の星模様
理解という愛
射手座新月・満月は、蟹座にとって「日々の仕事・サービスの部屋」であり自他ともにケアすることや場所で起きています。
蟹座は仲間をケアする星座といわれています。積極的に関わり、何かを与えることこそを愛だと認識しているでしょう。しかし、この半年間では、相手が欲する「ケア」とは何かを想像することが課題となっていました。
今週の射手座満月には冥王星(運命)が調和的に繋がっています。「自分がされて嬉しいことを相手にもする」から「相手の話を聞いてその希望を叶える」に、ケアの形をアップデートしていけるとき。差異を認め、理解を深め、信頼関係を築くことができるはずです。
また、満月のタイミングには木星(成長・幸運)と金星(愛と喜び)が牡牛座エリアで重なっていることから、友人から素晴らしい贈り物をもらえそうです。
今週、太陽、金星、木星が双子座エリアに入ります。この場所は「隠されたもの・秘密の部屋」を意味します。自分の時間を大切にし、家に籠りたくなるタイミングです。日記をつけるのも良いでしょう。社交よりも充電のイメージ。
双子座に入った天体の中でもとくに木星は、物事を大きく膨らませる力を持ち、喜びを増やす役割も担っています。木星は約1年間同じ星座に留まるため、来年の6月まで木星双子座の影響が続きます。内観することで心が強くなっていきます。自分の本音をきちんと受け止めていくことをテーマにすると良いでしょう。
今週の全体の空模様
言葉よ届け
いつまでも神の生後か 西暦を言い換えるときフォークを鳴らす
───榊原紘『悪友』
今週は、双子座に天体がいくつも移動します。20日に太陽(メインテーマ)、24日に金星(愛と喜び)、26日には木星(成長・拡大)が入り、1週間で世の中のムードがガラリと変わるでしょう。
双子座は「風(大気)のエレメント」に属し、情報やコミュニケーションを象意に持ちます。思考や知恵を司る水星を支配星とし、ギリシャ神話の伝令神ヘルメスとも結び付けられています。
そのため双子座は、風が大勢の人の間を吹き抜けるように、言葉や文化によって地上に生きる人々を繋ぐ媒介役を担っています。
好奇心旺盛で未知のものを喜び、素早く情報を伝える能力にも長けています。また、柔軟宮でもあるので、物事を柔らかく受け止めながら変化を促したりサポートしたりします。
今週、双子座エリアを運行し始める3天体は、水瓶座エリアを逆行している冥王星(破壊と再生、アナーキズム)と調和的にコンタクトします。とくに、“透徹した理性”を象徴し世界を明晰化する力を持つ太陽と冥王星が繋がることで、無自覚に拒絶し見ようとしていなかった物事に目を向けることになるでしょう。嘘や欺瞞を“不正義”として認識できるタイミングです。
双子座も水瓶座もどちらも「風(大気)のエレメント」に属し知性や言論を尊ぶ性質であることから、今週は「言葉に力が宿る」イメージが浮かんできます。ジャーナリズムによる筆の力や、世相に切り込むアーティストのエネルギーが際立ち、世界を変えていくかもしれません。
言葉が言葉を生み、意志が広がり、パワフルなメッセージが世の中に響き渡るでしょう。また、激しい情報戦が繰り広げられることもありそうです。噓を見抜くことが重要になるでしょう。
23日には射手座満月が起こります。この満月ではホロスコープ上の「軸(アングル)」というポイントに冥王星と天王星が重なっています。その影響で、世界中で改革の扉が開くようなイメージが浮かんできます。今まで信じてきたことや基盤にしてきたことを崩していくエネルギーが働きます。
今週は、射手座新月からの半年間で見えてきた難問に挑むとき。チェスの対局のように、頭脳戦を繰り広げることになりそうです。家庭や地元など自分が属する「土地」の豊かさを守るための作戦を、仲間とともに考える場面です。孤独な戦いにはなりません。
昨年の12月の射手座新月で蒔いた種(テーマ)がどのように実り、手元に届いているのかを確認してみましょう。
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